こないだ東京に行ったとき、新幹線から富士山がとても美しく見えました。富士山が見えはじめて、すぐに連結部に移動して撮影。上手に撮れたなーと思って確認していると、僕の後ろには順番待ちの人たちが。やっぱりみんな撮りますよね。日本人だもん。
で、ちょっと強引ですが、日本人の生き様といえばこれ↓
犬ではないです。
いや、もちろん愛犬の小雪さんはかわいいですけどね(*´ω`*)
今回は小雪さんに破られてしまった文庫本、浅田次郎著『天切り松闇がたり 第5巻ライムライト』です。
12月にも書いたのですが、僕は天切り松シリーズの大ファンです。
で、僕はめったに電車に乗らないのですが、電車に乗っている時間は読書ができるという意味では、まんざらでもない感じです。
せっかく東京への移動で時間があるので、天切り松を読み始めました。
常滑から名古屋へ向かう名鉄ではこらえました。ギリギリでこらえました。鼻の中はツンとしましたけど、ギリギリで。
でも、新幹線では無理でしたねー。
黄不動と根岸の棟梁の親子に泣かされました。
ぼろぼろと涙がこぼれてしまって、隣の席に人がいなかったのが、せめてもの救いでした。
目細の安吉一家の生き様は、金や名誉に左右されず、人として正しいかどうかだけ。
今の世の中は金を稼いだほうが偉いというふうに見られがちだけど、日本人の判断基準はそれだけではないはず。目細一家はそれを教えてくれるんですよね。
日本人は日本人の価値観とか、考え方を失ってはいけないと思うのです。