屋根中に漆喰がびっしり。いやいや、沖縄じゃないんだから。沖縄の瓦に漆喰が塗ってあるのは、台風が多いことが一番の理由。漆喰と素焼きの瓦も相性が良いから、しっかりと定着して、外れることが少ないはず。
でも、本州の瓦は素焼きじゃないので、漆喰は外れやすいんです。
なんかお客さんの知り合い?とやらに勧められてやったらしいです。で、数年でぼろぼろと外れてきて、いまやこんな感じ。
まあ、意味なんて無いですね。漆喰なんてやってあっても台風では飛んだし。強風が吹くたびに外れた漆喰が落ちてくるらしいです。雨樋の中も漆喰のゴミだらけ。
こんな漆喰はやっても意味無いんです。もし、意味があるなら、なんらかの効果があるなら、僕たちみたいな葺き師、瓦葺き職人がやってますよ。だから、こんな瓦の隙間を埋めるような漆喰やコーキングはやらないでくださいね。
それにしてもさ、なんかさ、知り合い?を騙すってどうなの?情けない…。