トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

雨漏りの原因は土だったりもする

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

梅雨明けしてから全国を局地的な豪雨が襲っていますね。被災された方々の生活が少しでも早く落ち着くといいなと思います。

 

僕の住む知多半島は今のところ、局地的な豪雨はほぼ無いのですが、それでもたまにドサッと降ったときに雨漏りするという人から連絡をもらいます。

 

瓦に挟まった土が雨漏りの原因だったりする

昔の家の瓦は、土で葺かれています。接着剤だったり、瓦のねじれを殺したり、断熱したりというのが、瓦の下にある土の役目です。

 

昔の瓦は本当にねじれがひどくて、土を使わないと、上手に隙間なく葺くということが難しかったんです。ねじれの小さな今の瓦しか触っていない僕みたいな職人が、80年前の瓦を葺こうとしても、まったく歯が立ちません(-_-;)昔の職人さんというのは、素晴らしい腕を持っていたんだと感心します。

 

そんな素晴らしい腕を持った職人さんでも、時には失敗もあります。今回の雨漏りの原因は、職人さんの失敗じゃないかなと思います。

 

ぱっと見では全く雨漏りするようには見えない屋根。家の中で雨漏りの箇所を確認した通りに、この辺りかなと目星をつけて何枚か瓦をめくってみたら、瓦と瓦の重なっている部分に土が挟まっていました。


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拡大すると
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このへんと書いてある辺りまで水の影響があるります。こういうのを判断するのって、雨漏りをたくさん見てきた人じゃないとわからないんですけどね(^_^;)

 

なんで土が挟まっていると雨漏りするかというと、毛細管現象っていうやつなんです。ほそーい隙間を水が遡っていく現象。土の場合だと単純に水が染み込むので、それで水を大量に引っ張り込むこともあります。

 

いずれにしても、今回の雨漏りの原因はこれだと判断して、土を掃除して、瓦を戻して終わり。お客さんには二、三回は雨のときに様子を見てねと伝えました。

 

二十数年前、まだまだ土葺きが残っていたころ、親方から「絶対に土を挟まんように葺け」と言われたもんです(´・ω・`)シミジミ

 

この家を新築で葺いた職人さんだって、土葺きをさせたら、僕よりも遥かに腕は良いし、土を挟まないことなんて、わかっていたはずですが、それでも稀に失敗してしまうことがあるわけで。でも、それは人間だから仕方ないことなんですよね…。

 

土葺きの現場というのは、もうほぼありませんが、そのときの知識は未だに生きて、役立っています。

 

でも、僕の世代が最後の土葺き世代。これから先、こういう雨漏りの修繕はどうなっていくのかなと、疑問に思った現場でした。

 

ではでは。

土用の丑は鰻を食うでしょ!

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

もー屋根の上はめちゃくちゃに暑いです!灼熱っていうのとは違って、湿度が高くて、汗が滝のように流れる、強烈な蒸し暑さ。こういう暑さのときこそ、大切なのは塩分、ミネラルの補給です。みなさん、しっかりと塩分補給してくださいね!

 

三善のうなぎ

梅雨明けしたとたんに、急激に暑くなってきて、未だに生きている平賀源内の超絶マーケティングで日本中に広まった『土用の丑の日はうなぎ』という言葉に、ちゃんと乗っかって、うなぎを食べてきました。

 

うなぎを食べにいったお店はここ

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三善(みよし)です。

常滑市久米字西前田28-2

0569-42-4133   

tabelog.com

 

なにを隠そう、いえ、隠していませんが、女房の実家です(ΦωΦ)

 

お義父さんは名古屋の名料亭『八勝館』で修業し、八勝館の香港支店でも腕を振るった本物の職人さんです。

 

そんな本物の職人さんが焼くうなぎが旨くないわけがなく、毎年、土用の丑の日にはうなぎを食べさせてもらっています。

 

お見せの雰囲気はいにしえ系です。もうバリバリのいにしえ系。

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こんな定食屋さん、最近はなかなかありませんよ。

 

そしてメニューはこれ

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こんなにあるんです!

刺身定食の刺身は生のマグロだし、ヤキ肉定食は陶板で出てくるし、味噌カツの味噌はサラッとしてるし、なんでも旨い。ステマなんて面倒なことしませんけど、身内だってことを差っ引いても、本当に旨い店です。

 

今回はうな重にマグロの山かけのおまけ付き。山かけのマグロも、もちろん生マグロです。

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蓋を開けると

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どーん!

 

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どどーん!

いや、旨かったー!

久しぶりに食ったけど、やっぱり旨かったー!

 

ご飯の大盛りなんて、信じられないくらい大盛りなので、必ずお腹いっぱいになるし、お店の場所は新舞子から車で5分くらいなので、ジャンキーで練習したあとのお昼ご飯にはぴったりだと思いますよ(*´ω`*)

 

ではでは。

オープンウォータースイムの練習会 後編

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

思わぬ長さになってしまった昨日のブログに引き続き、オープンウォータースイム(OWS)の練習会@三ケ日です。

 

一時間のジョグを終えて戻り、小夏さんの世話をしていると、三時間走を終えた、ながさかさん、かしまさん、なかむらさんが合流。さらに、スイムの一組目の人たちも戻ってきて、小夏さんの世話が心配なくなったので、僕はスタンドアップパドル(SUP)で出動。リバーガイドもする僕は、トライアスロンよりはSUPのほうが上手いです(笑)

 

OWS二組目と一緒に陸に戻ってきて、三組目のOWSとしてながさかさん、かしまさん、しずかちゃん、こーへー、しらいコーチと泳ぎ始めました。

 

暑くて水温も高いので、みんなウエットスーツを着ないで、水着で泳ぐことにしたのですが、僕は水着を持っていかなかったので、ランニング用の短パンで泳ぐことにしたのですが、これが大失敗でした(>_<)

 

短パンが抵抗になって、まったく進まない!ストロークごとに伸びる泳ぎをしたいのに、すぐに止まってしまうので、とにかくピッチを上げるしかなくて、それでも遅くて遅くて、まったく着いていけません。

 

いろいろと練習しながら礫島の裏まで泳いだところで、泳ぐのを諦めて水上バイクに乗りました。1,000mも泳いでないのに、疲労感は3,000m級。堪能しました…。

 

浜に戻ってからは、小夏さんが初泳ぎに挑戦。

 

とりあえず抱っこして、僕の腰くらいまで水に入り、小夏さんも水に浸けます。

 

で、そっと離してみると

 

ダッシュで陸に泳いで逃げる小夏さん(笑)

二回目も同じでした。何回もやって水が嫌いになられては困るので、今回はここで終了。小夏さんもホッと一息です。

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自然の中にいると、小夏さんの可愛さが一層引き立ちますね(*´ω`*)

 

その後はランチしてアウトリガーカヌーに乗ったり、SUPしたり、走ったり。おのおの、水際の遊びを堪能しました。

 

事細かに文章にしても良いのですが、今回はかしまさんがドローンで空撮してくれたものを送ってくれたので、百聞は一見に如かずということで、ご覧くださいませ。

 

youtu.be

 

アウトリガーカヌーの先頭にちらっと見えるのが小夏さんです。先代の小雪さんに追いつくには時間がかかりそうですが、臆病なところもかわいいです(*´ω`*)

 

楽しく遊びながらなので、いつの間にか終わっていますが、浜名湖ではけっこうなボリュームで練習してしまいます。こういう環境を用意してくれて、誘ってくれる仲間に感謝です。

 

ではでは。

オープンウォータースイムの練習会 前編

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

四回にわけて瓦の種類について書きました。瓦以外の屋根材についても近々、書こうと思いますが、屋根のことばかり書いていると飽きてくるので(笑)、今回はトライアスロン関係のことを書きます(*´ω`*)

 

そして、今日からはブログのタイトルをトライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ』に変更しました!

yoshikixxとかいうよりも分かりやすいかなと思いまして。

だからと言って、内容が変わるわけではありませんが、これからも毎日、書き続けるので、よろしくお願い致します<(_ _)>

 

海スイムの練習会@浜名湖

 チームのスイムコーチ、しらいさんが企画してくれた海スイムの練習会に参加してきました。海とか湖とか、プール以外で泳ぐことをオープンウォータースイミング(OWS)といいます。OWSの場合は沖に出たときに何かあっても、一人だと対応が難しいので、サポート体制を整えた状態で練習させてもらえると、とても安心感があります。

 

当日は朝9時に集合なので愛犬・小夏さんと一緒に7時半に我が家を出発。

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小夏さんは助手席で大人しくしていてくれるので助かります。ちなみに女房は岡山県トライアスロンの大会に出場しているので、小夏さんと僕の二人旅です。

 

集合場所の近くに行ったら、ながさかさんとばったり。ながさかさん、かしまさん、なかむらさんは7時から3時間走の途中とのことでした。暑くなる前に走りたいのは分かるけど、朝っぱらから3時間て(^^;)

 

今日の拠点になるのはT-flow。

t-flow376.jimdo.com

代表を務めるのはプロウィンドサーファーの藤原琢磨さん。トライアスリートにとっては、Z3R0Dジャパンの藤原図案代表、藤原一騎さんの弟さんと言ったほうがわかりやすいですね。

www.zerod-shop.com

浜名湖で練習するときには、いつも藤原兄弟にお世話になっています。

 

OWSのコースはT-flowを起点に、浜名湖唯一の島である礫島(つぶてじま)を一周して帰ってくる約2キロ。

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このコースをサポートの水上バイクと一緒に泳ぎます。

 

往路はスイムコーチしらいさんのOWS教室。効果的に方向確認する方法や、集団で泳ぐときに、いかに楽して泳ぐかということを実践で教えてくれます。

 

三班にわけて練習するので、僕は最初の班が泳いでいるうちにランに出発。浜名湖畔をゆっくりと1時間ほどジョグ。途中にある御嶽講の建物の屋根はなかなか凝っています。

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見事な唐破風です。

 

いかん。まだ泳ぐところまでいっていないのに1000文字を超えてしまった…(´・ω・`)

 

小夏さんの初泳ぎ、OWS、SUP、OC6と盛りだくさんなので、続きはまた明日!

 

ではでは。

瓦の種類その4『平板瓦』

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

瓦の種類、四つ目は『平板瓦』です。業界の規格としてはF型(フレンチ型?フラット型?)と言うみたいですが、おじさんたち以外、F型と言っているのを聞いたことがありません。もちろん僕はおじさんじゃないので、F型なんて呼びません。

 

平板瓦

35年くらい前に登場して、一気に広まりました。今の新築で瓦が採用されるときは、95%くらいが平板です。

 

一口に平板と言っても、いろいろなタイプがあります。

スタンダードなのはこれ↓

葺きあがった感じがこれ↓

横の線は通っていて、縦の線は互い違いになります。

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二山タイプっていうのがこれ↓

 

葺きあがった感じはこれ↓

横の線が波を打つようになります。

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平板の中でもフラットタイプと言われるのがこれ↓

葺きあがった感じはこれ↓

横の線がしっかりと出て、意外と重厚感が出ます。

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その他にこんなの↓みたいな、分類しにくいものもあります。

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平板が出現して、お客さんの選択肢は激増しました。激増したんですが、お客さんから見れば、大差なく見えるものが多くて(´・ω・`)

 

平板はとても施工性が良く、和型ほど技術が必要でないため、施工単価も抑えることができます。各瓦メーカーもこぞって生産し、今は各メーカーの主力商品になっています。

 

デメリットは種類が多すぎて、さらに生産終了品もあるため、交換するための瓦が確保できないことがあることです。

その点では和型は優秀ですね…。

 

和型と同じくいぶしで作られている平板もあり、どんな建物にも合うものが探せるのが、最大のメリットかなと思います。

 

ではでは。

瓦の種類その3『S型』

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

瓦の種類について、三つ目は『S型』です。

35~30年前くらいが使われたピークじゃないかと思います。住宅にも使われましたが、喫茶店とかの店舗に使われることが多かったですね。

 

S型瓦

スパニッシュ型瓦。S型のSはスペインのSらしいです。

スペインの瓦を改良して、日本の風土に合うようにしたとのことです。

 

なんでスペインから輸入せずに、改良したかというと、スペインの瓦が使い物にならないから(笑)

ヨーロッパの瓦は焼きが甘くて、スカスカで吸水率が高くて、なんと言ってもネジくれまくっていて、とてもじゃないけど、雨が多くて台風も来る日本では使えないんです。もちろん輸入して使っている例もありますが、職人としてはオススメできません(´-ω-`)

 

葺きあがりはこんな感じ↓

いかにも洋風っていう建物には似合います。かわいらしい雰囲気が出ますね。

上の二軒は二色とか三色とかの瓦を混ぜて葺いています。混葺きというのは一見、適当にやっているように見えますが、本当に適当に葺くと、バランスがおかしくなってしまうので、けっこう気を遣います。自画自賛ですが、僕はまあまあ上手に混ぜますね(*´ω`*)

 

数十年前のS型ブームのころの建物を見ると、なにやら古い感じがしてしまいますが、最近のS型は↓みたいに淡い色を出したりして、なかなか良い雰囲気を出しているので、またS型が流行ることもあるかもしれません。。

 

このS型瓦、形状としては雨もしっかり流してくれるし、風にも強いので、機能的にはなかなか良いです。瓦と野地板の空間も大きくとれるので、暑さにも強いと考えられます。

 

けっこう個性的な使い方ができる瓦なので、少し変わった建物と屋根を検討するときには選択肢に入れても良いと思います。

 

ではでは。

瓦の種類その2『和型』

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

瓦の種類について、二つ目は『和型』です。昨日のブログで書いた本葺きは大陸から伝わってきたもので、和型は日本に伝わってきた瓦を、改良して開発されたものです。

最近はめっきり使われなくなってきましたが、瓦といえばやっぱり和型。長きに渡って使われてきたのには理由があります。

 

和型瓦

最近はJ型とか呼んじゃうみたいですが、和型は和型でしょうよ(´・ω・`)

本葺きと同じく「いぶし」がかけられた銀色は日本の屋根の美しさそのものです。

 

葺きあがりはこんな感じ。日本の屋根といったらこれでしょう。これは奈良かなぁ。

 

近頃の設計に合わせるとこんなんとか↓

 

 

こんなのとかもオシャレでキマッてますね↓

 

二十年くらい前までは釉薬を用いた陶器瓦も多く使われていましたが、うちの辺りでは最近はほとんど使われません。日本海側では雪の関係もあって、まだまだ採用されています。

 

機能面からみたときの和型の凄さは、一枚で水を取りきること。瓦の真ん中に水が流れるように設計されています。もちろん隣の瓦に流す部分はありますが、ほとんどの水を滞らせることなく、下の瓦へと流していきます。

本葺きの場合は受ける瓦と被せる瓦があって、初めて機能するわけですが、和型の場合は一枚で機能を果たします。雨の多い日本において、これほどの重要な機能はありません。

 

日本中で長きに渡って使われてきたいぶし瓦が創り出すまちなみには、日本ならではの美しさがあります。

 

↓はオレンジ色の瓦と白い壁に統一された、美しいヴェネツィアのまちなみですが

 

その気になれば日本のまちなみだって、負けない美しさを取り戻すことができるはずです。いまならまだ間に合います。

 

日本人は新しいもの好きで、それはもちろん良いことなのですが、本当に良いものを良いと感じる力に長けています。

 

和型という美しくて本当に良いものを、使ってくれる人が増えるといいな。

 

ではでは。