信越五岳トレイルランニングレース110kmの旅は仔猫の涼(すず)にとって初めての旅でした。猫は縄張りを持つ動物と言われ、環境が変わることを嫌いますが、うちの子になった以上は、そんなわがままは許しません。先輩猫の葉月(はーちゃん)は特に問題なく過ごしているし。
ひたすら鳴き続ける。
キャンピングカーに乗せるときからびゃーびゃーと鳴き、ぜんぜん落ち着きません。
すずだけでなく、まだ完全にはすずとなじんでいないはーちゃんも、座席の高さだと
落ち着かず、早々にバンクベッドの上に行ってしまいました。まあでも、それはいつものことかな。
いずれ疲れて眠るだろうと思っていても、振動のたびにびゃーっと鳴く感じ。結局は、7時間近く、一睡もせずに到着しました。
車が停まれば眠るように。
車が停まると、少し落ち着いたようで眠りだし、キャンピングカーで過ごした夜は、たまに起きるものの、眠ったようでした。(僕は1人でペンション泊)
次の日になると、とたんに慣れたようで、膝の上で眠ったり、仮眠する僕の足元で眠ったり。
旅ではーちゃんとすずの距離が縮まる。
今回、良かったと思ったのは、狭い空間で一緒に過ごしたことにより、はーちゃんとすずの距離が少し縮まったこと。うちにいると広いので一緒にいる必要が無く、はーちゃんがどこか違うところに行ってしまい、いまいち近づかなかったのが、狭いおかげで否が応でも一緒にいることになり、変化が生まれました。やっぱり一緒に旅するということは、人間だけでなく、猫にも悪くないのかもしれません。
保護猫すず、無事に初めての旅を終えました。