トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

屋根の見積もり無料の是非。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

屋根点検や見積りは無料が当たり前?

よく「見積りは無料ですよね?」という問い合わせがあります。うちでは見積り=屋根点検や雨漏り箇所の特定のみ、というのは基本的には無料では行っておらず、その旨を説明して理解して頂いた上で、見積りをさせて頂くことになります。もちろん、有料なら止めますという返事をもらうこともありまます。お客さんにしてみたら、他は無料なのに屋根誠は有料なんだから、止めるのは当たり前かもしれません。

屋根点検や見積りにかかる金額は「命の値段」

ですが、有料でも構わないという返事を頂いて、実際に屋根に上がっているところを見てもらうと「命がけの仕事ですね。確かに無料はおかしい。」と言ってもらえることがあります。5メートルを超える高さにハシゴをかけて上り下りするわけですから、命がけの仕事なのは間違いありません。仮に見積りで2万円を頂いたとしても、それが僕ら屋根屋の『命の値段』ということになります。命の値段として2万円なんて。実際には2万円ももらえないので、頂いても五千円。それが命の値段だとしたら、決して高くないはずだと思うんです。

有料だからこそ「やらなくていい」と言える部分もあります。

僕は屋根点検の依頼を頂いても、やらなくていいことを「やったほうがいい」と言うことはありません。それは職人としての矜持みたいなものもありますが、やはり有料の点検であるということにも理由になります。有料であれば、とりあえず損はしないっていうのはあるんです。商売なので。

屋根は無料で点検する業者が多い業界でもあります。ですが、有料点検=確かな知識と危険手当だと思って頂けると、職人は助かります。