トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

鉄骨の建物は室内温度が上がりやすい?

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

雨漏りの原因を探るために屋根裏に入ったときのことです。

この建物は鉄骨なので、とても入りやすかったのですが、天井から屋根裏に入るために、最初に鉄骨に手を置いたときに感じたのが「温かい」ということでした。木造の建物の屋根裏に入るときは、真夏でも特に何も感じませんが、鉄骨は完全に気温よりも高い温度でした。

屋根にくっついている鉄骨ならまだしも、天井を吊っている鉄骨まで温かくて、おそらく50度くらいはあるはず。

鉄は熱を伝えやすい。

理由は鉄骨の熱伝導率にあります。鉄は木よりも熱を伝えやすい素材なので、屋根で温められた鉄骨から接続部を経由して、屋根裏の鉄骨全てに熱が伝わるということ。へー、そーなんだーで終われば良いのですが、問題はここから。天井に触れている鉄骨まで温かいということは、その熱が天井に伝わり、室内まで届いているということになります。つまり室内が暑くなる。

鉄骨の建物は室内温度が上がりやすい。

鉄骨で造られた他のハウスメーカーの屋根裏にも上ったことがありますが、ここまで温かさを感じたことがなかったので、全ての鉄骨の建物が同じだとは言えませんが、鉄骨の建物というのは、夏の室内温度が上がりやすいかもしれないということです。