トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

通信障害から考える、リスクの分散。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

auの通信障害が直撃!

2022年7月2日深夜から4日の午前中にかけて発生した、auの大規模な通信障害。その昔「山ではauが強い」と言われていた名残で、僕はずっとauユーザーだったので、見事に直撃しました。電話が使えるようになったのは4日の昼すぎ。うちにいればWi-Fiでネットに接続できるので、LINEやSNSでのやりとりは可能で、仕事的にはたぶん事無きを得たとは思いますが、Wi-Fi環境になかったら、PCのメールも使えないってことだし、事務所の電話とFAXでのやりとりになったってことですよね。それでも、通信としてはやりとりする方法が残っていたということ。

リスクの分散を

僕自身は今回のはことでauを責める気も無いし、精一杯やってくれたとも思うし(とはいえ有料サービスなんだから補償はするべきかと)、キャリアを変える気もありません。だってどこに変更しても同じことが起こる可能性はあるんだから。でも、リスクを分散させることの大切さは実感しました。今どき、家に電話の無い人たちってたくさんいますよね。家族割があるってことで、携帯電話キャリアを同じ会社にしている家庭も多いと思います。家族全員が同じキャリアの場合、今回みたいなことがあると困りますよね。

オール電化は正解か?

一方で僕は屋根屋なので、屋根に太陽光発電パネルを取り付けることがあります。諸事情を考えて、積極的に取り付けるべきではないと思っていますが、そこも諸事情によって取り付けています。太陽光発電パネルを取り付けて元を取ろうとした場合、現在は蓄電池の設置とオール電化が必要です。昼間に作った電気を蓄電池にためておいて、夜に使うというふうにしないと、投資した分は取り返せません。10年で交換が必要になるパワーコンディショナーの価格を考えると、それでもマイナスくらいなんですけどね。コストの部分は置いておくとして、太陽光発電パネルの有効活用を目的として、オール電化にした場合、蓄電池に満充電できていれば、夜は充分に使えるかもしれないし、足りなくなったとしても、買えば良いということになるわけですが、停電のリスクがあります。何日か雨が降り続いたり、雪が積もったりしたら、発電量はゼロに近くなって、蓄電どころではありません。日本のインフラは優秀なので、めったに停電なんてありませんが、災害時にはどうしてもリスクはあります。停電したとたんに火を使えなくなり、暖房も使えない、お湯も湧かせない、というのがオール電化ということになります。オール電化にせず、ガスを使っていれば、状況は変わりますよね。うちなんかは都市ガスではなくてプロパンガスなので、ちょっと割高ではありますが、なんならプロパンガスのボンベにホースを直接、接続すれば使えちゃう。

インフラやライフラインは分散させてリスクを減らしましょうね。

生活に必要なインフラ、ライフラインというのは、いつもはあって当たり前だし、まとめちゃえば安くなるよね!って考えがちですが、もしものときに全く使えなくなってしまってはライフラインの意味を成しません。インフラやライフラインは分散させて、リスクを減らしましょうね。