うちの西側には雑木林があります。雑木林といってもナラか何かの大きな木の周りに灌木が少しと、細い竹が生えていて、そこに蔓植物が生い茂っている感じ。高さは3メートルほどなので、冬は知多半島特有の猛烈な西風が、家に直撃するのを防いでくれて、西日を遮ってくれるので、夏場は暑さから守ってくれます。ただ、西日かを遮ってくれるということは、冬なんて特に部屋の中が暗くなるのが早いんです。
そんな雑木林が何かの理由で伐採されました。竹や蔓植物だけでなく、大きなナラや灌木も。大した雑木林ではなかったけど、年中、何かしらの鳥たちが訪れてくれて、可愛らしい姿や鳴き声を楽しませてくれていました。歯磨きのときに二階の小窓を開け、小鳥たちを見るのは、朝の楽しみの一つでした。
雑木林はすべてが伐採されたわけではなく、少し離れたところには残っていて、そこからは鳥の声も聞こえますが、もう近くから聞こえることはなく、姿も見えなくなりました。
部屋の中は明るくなりました。