コーヒー豆を買いに行ってきました。いつもの『自家焙煎珈琲 丸喜』さんです。
車のドアを開けた途端に、コーヒーの香ばしい香りがフワッと漂い、焙煎室の扉が開いていたので、中を覗いてみると、マルキさんが焙煎中でした。
時間を見て、何かメモをして。
焙煎機?の中では、まだ白い豆がゴサゴサと混ぜられていて、下では焙煎されたばかりの豆が、乾いた音とともにかき混ぜられながら、冷まされているみたいです。外に漂っていた香りは、下で冷まされている豆のものでしょう。
マルキさんが焙煎したての豆を一粒くれたので、口に入れて砕いてみると
焙煎したての豆は乾いていて、サクサクとした歯触りは心地よく、ダイレクトにコーヒーの香りと苦味が口に広がります。焙煎したてのコーヒー豆はこんなにも美味いのか。
コーヒーについていくつか疑問に思っていたことを質問すると、サラサラと答えてくれてなるほど納得。
・新鮮な豆は焙煎したてだと二酸化炭素を放出しているけど、時間が経つと減少していくから、焙煎したばかりだと良く膨らむけど、淹れたときに膨らみにくくなる。
・放出される二酸化炭素が多いときは、二酸化炭素が豆に入ろうとする酸素から守ってくれるけど、二酸化炭素が減ると酸素が入りやすくなり、豆の酸化につながる。
・豆を挽いて粉にすると、表面積が増えるので、二酸化炭素の放出が一気に進み、同様に酸化も進む。
・なので保存は豆のまま、密封した状態がベストということ。
コーヒー好きな人にとっては当たり前の知識なのかもしれないけど、僕は詳しいことはわからずに、みんなやってるっぽいという理由で、豆のまま、密閉した状態で保存していたので、結果は合っていたって感じ。やっぱり専門家と話すのは面白い。面白いし、こういう話しって、多くの人が面白く感じるし、知りたいことだと思います。
自分の仕事のことって、他の人も知っていると思いがちです。でも本当は、伝えなければ知ってもらえないことばかりです。僕も瓦のことをきちんと伝えていかないとね。と、最近は瓦のことを書いていないブログを書きながら反省するわけです。