トライアスリート屋根屋兼遅咲きなんちゃってトレイルランナー、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。
IZU Trail Journeyのスタートは早朝6時。冬の西伊豆は風が強いのが普通ですが、2021年のスタートは気温もそれほど低くなく穏やかでした。
写真を撮るためにスマホを取り出すと、地元のトライアスロン仲間、瀬口さんからのメッセージが届いていたので、折り返しで電話して合流。3人で健闘を誓いあい、というにはアレな雑談をしてスタート地点に向かいます。
なぜかAブロックに入れられた僕はAブロックの最後尾に着きます。ロードのマラソン大会でAブロックといえば、速い人たちのブロック。数年前、第一回金沢マラソンに出場したときは、なぜかAブロックに入れられ、当時、せいぜい3時間25分程度、1キロあたり5分を少し切るくらいのペースでしか走れないのに、4分30秒ペースに巻き込まれ、25キロほどで脚が売り切れ、散々な目に遭った思い出が蘇ります。二度とあんなことはゴメンだということで最後尾で自分のペースを守る予定です。とはいえ、ITJのブロックはそれほど走力には関係ないみたいですけどね。
スタートを10分後に控え、徐々に盛り上がってきます。僕は最後尾で、Bブロックとの間が広いことを生かして軽くアップ。いきなり続く登り坂に備えます。
3分前、2分前、1分前。この2年は極端に大会が少なかったので、久しぶりの大会という人も多くいたはず。それぞれの思いが募る時間です。ヘッドライトを点灯し、GPSウォッチを始動させ、総合プロデューサー千葉さん、コースプロデューサー鏑木さんのカウントダウンでスタート。応援してくれている人たちから見ると、1000人を超える光の波が流れ、山に向かうのは感動する瞬間らしいです。
沿道には応援の人たちがいてくれます。2020年には無かった風景。それぞれマスクをしながら「いってらっしゃーい!」「頑張ってー!」と声を掛けてくれます。ああ、これだよね…。やっぱ応援て嬉しいよね。寒い中を、こんなに朝早くから応援してくれてありがとう。70キロの山旅に行ってきます。