久しぶりに音楽について書きます。
エレファントカシマシのボーカル、宮本浩次のソロアルバム『ROMANCE』を聴きました。
新型コロナウィルスのアレで自粛生活をしているときに、自宅のスタジオにこもり、百数十曲をカバーした中から厳選した12曲から構成されています。発売日にラジオ番組に出演した宮本さんによると「歌いたい歌を歌ってみても、しっくり来なかったり、逆になんとなく歌ってみたらしっくり来たりして」ということで、それまであまり聴いたことのなかった曲も、感動に涙しながら歌ったそうです。
エレファントカシマシといえば、男臭い曲のイメージが強いのですが『ROMANCE』は全て女性の曲です。宮本浩次のボーカルは、言葉を真っ直ぐにぶつけてくる感じなのに、その宮本浩次が女歌を歌うと、丁寧に独特の世界観をつむぎ出します。
12曲のうち、半分の6曲は自宅のスタジオで録ったデモテープを、そのまま使っているそうです。何回も歌うと、技術的には上手くなっていっても、最初の頃の感情が乗らないということで、プロデューサーの小林武史さんとの意見の一致もあり、結局、デモをそのまま使っています。そんなアルバムも珍しいと思いますが、宮本浩次っぽいなと思います。決して上手いボーカリストではないけど、心を打つ歌を歌うんですよね。
僕のお気に入りは中島みゆきの『化粧』と岩崎宏美の『ロマンス』かな。
1.あなた
2.異邦人
3.二人でお酒を
4.化粧
5.ロマンス
6.赤いスイートピー
7.木綿のハンカチーフ-ROMANCE mix-
8.喝采
9.ジョニィへの伝言
10.白いパラソル
11.恋人がサンタクロース
12.First Love
初回限定盤ボーナスCD「宮本浩次弾き語りデモ at 作業場」
1.September
2.思秋期
3.私は泣いています
4,あばよ
5.二人でお酒を
6.翼をください