トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

真面目な中国人の仕事ぶりを見ると、日本人も頑張らないといけないと思う。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

古くなった瓦屋根を葺き替え(全部を新しい瓦に替える)するときに、最近は撤去だけは外部の業者に発注するようになりました。本来であれば自分たちで撤去して、昔の職人さんの仕事を振り返りたいところですが、うちも人数が減ったり、あるいは僕も含めて年を食って体力的にきつくなってきたりしたので、外注を決めました。ただ、発注する業者は安ければいいなんてことは毛頭考えず、丁寧に仕事をしてくれる業者を、ということで同業者に相談したときに、とても丁寧にやってくれると紹介してくれたのが、今の解体業者さん。元々は建物全体を解体する業者だったのですが、僕に紹介してくれた同業者が徹底的に仕込んで、撤去を教えたということでした。

 

実際に使ってみるまでは、実はかなり心配していたのですが、初めて現場で作業しているのを見たときに、驚くほど丁寧でびっくり。特に驚いたのが中国人の職長さん。すごく細かいところに気を配り、養生をしていきます。正直なところ、うちの職人よりも丁寧なんじゃないかというくらい。

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撤去後にブルーシートを張るときも、僕に「こういう感じで良いか?」ということを細かく確認してきます。日本人の若いヤツとは比べるまでもなく、めちゃくちゃ真面目です。

 

中国なんて日本とは比較にならない格差社会。そこではどうしようもないということで、日本に出稼ぎにきている彼らの中には、全員ではないものの、やっぱりたまに優秀な人がいます。撤去の仕事はきつくて危険で、誰もやりたがりませんが、彼らはとても一生懸命にやります。彼らの仕事ぶりを見ていると、僕も、日本人も頑張らないと、ヤバいなと感じます。