先日、こんなブログを書いたばかりですが
今年の大谷祭禮は開催できなくなってしまいました。
大谷の祭りは保存会のおっさんたちがやる祭りや、子どもが囃子を演奏する祭りではなく、あくまでも若衆(高校生を中心とした年代)が囃子を演奏し、神様の代わりの子供たちがからくり人形で三番叟を演じるという、昔ながらの祭りを継承しているものです。
国が学校を休校にしてまで新型コロナウィルスを抑え込もうとしている現状を鑑みると、若衆、三番叟の子どもたちを集めた練習をするわけにもいかず、開催を断念することになりました。
僕自身、これまで35年に渡り祭りに携わってきて、今年は大行司(総責任者)として、祭りを取り仕切るはずでした。まさしく断腸の思いです。
祭が無くなったことで、今年は静かな春を迎えることとなりました。3月28日、29日をどんな気持ちで迎えるのかわかりませんが、毎年、当たり前にやってきた祭りが無くなり、祭りができることに対する有難さも、少しづつ感じてきています。今までの祭りを振り返り、来年の祭りを今まで以上に良いものにしたいと思います。