トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

PerfumeのライブはテクノとCGの世界に血が通っているから素晴らしいのだ。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

Perfumeのドームライブツアー『Perfume 8th Tour  2020 P Cubed in Dome』に行ってきました!

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パフュームのライブは何回目なのか、4回目か5回目。初めて行ったのは2012年だったはず。アイドルなのかなんなのか、よくわからない存在ながら、テクノポップユニットとしては、一定の層の人気を持っているらしいパフュームに、なんとなく興味を持ち、大して聴いたことがないのに、チケットを取り、女房からは「パフューム行くの?」と半ば馬鹿にされつつも一緒に行ってみると、女房がすっかりファンになってしまいました。ファンの層は6割が女性、アイドル扱いしているおっさんが3割、残り1割が音楽好きってイメージ。女性ファンがたくさんいます。

 

パフュームは言わずと知れた中田ヤスタカプロデューサーのテクノポップユニット。一部では中田ヤスタカの機材の一つと揶揄されることもありますが、僕はそれを否定しません。テレビの音楽番組で観ると、ダンスとともに歌うというイメージですが、ライブだと、まったく違う世界が広がります。

今回はナゴヤドームでしたが、会場には巨大なセット兼可動式スクリーンあり、テクノサウンドとともにCGが映し出され、パフュームの三人はまさしく、その一部になっていきます。三人を見ていたつもりなのに、いつの間にかCGを見ていたり、CGにより三人の動きが強調されたりと、三人のダンスとCG、音がシンクロし、現実と映像の世界の境を見失うようになります。そういった意味において、三人をライブの機材の一部という表現は間違いではないと思います。この部分を音とCG、ダンスの演出を見にいくだけでも価値があります。

 

ただ、ライブにおけるパフュームの素晴らしさは、打ち込みの世界に人間味を持ち込めるところにあります。テクノとCGという、ほぼプログラムで出来上がっているステージですが、そこに立つのがいくら美脚と美貌を誇っているとしても、菜々緒(パフュームの三人と同い年)みたいな完璧超人だったとしたら、それこそ完璧な造り物になりかねないような気がします。ところが、パフュームのステージ立つ三人は、アイドルとしては不完全。もっとかわいくて綺麗な人はいるし、広島弁なんて必要ないはずなのに、その不完全さこそが打ち込みの世界に血を通わせて、人間のステージになる。あのステージは三人ならでは。

 

素晴らしいステージ、ライブでした。また行きます。