IRONMAN70.3上海から三週間後にエントリーしていた、FTR100という100kmのトレイルランニング大会がキャンセルされました。
FTR100は僕にとって、最長のトレイルランニングになる予定で、トライアスロンの大会に合わせて調整してきたのを、わずか三週間でどうやって100kmものトレイルに耐えられる体に変化させていくかが課題でした。実際、かなり難しいと思っていたんです。
キャンセルの理由は台風19号による、コースの倒木や崩壊。なんせ、山の中で行われるので、コースの整備はすべて人力でしかできず、再整備が間に合わないこともありますが、行政側としても許可が出せないとなったそうです。
この判断について僕は全面的に支持します。もちろん走りたかったとは思うし、再来年以降のUTMF(ウルトラ・トレイル・マウント・フジ=160kmのトレラン)のエントリーにも影響してきます。
が、何よりも優先されるべきなのは、作業される方の安全です。台風後にも関東を豪雨が襲い、山は大変、危険な状況になっています。僕もはしくれとして山登りをやっていて、崩落した登山道に出くわしたことが何度かありますが、とにかく危険でした。トレランは一部のプロを除き、ほとんどの人にとって趣味=遊びです。
12月のITJ(IZU TRAIL JOURNEY=72kmのトレラン)にもエントリーしていて、どうやらITJのコースも壊れていて、懸命に作業してくれているほうですが、とにかく安全を優先して、無理はしないでほしいと思います。
人間は自然の前では無力です。