レースレポートが終わったので来年、IRONMAN70.3上海の出場を考えている方に向けて、特徴を書いてみます。
上海の良い点
〇日本から近い。
やっぱり近いっていうのは大きな利点です。セントレアからだと飛行機で3時間くらい。時差も1時間しかないので、なにも気になりません。
〇オフィシャルツアーが便利でお得。
ワンダのオフィシャルツアーがとても親切で便利でした。空港で荷物を受け取って出ると、すぐそこにIRONMANのノボリが目に入るので迷いません。あとはボランティアに従って移動するだけで、シャトルバス一本でホテルに到着です。ボランティアの方も「15分後にバスが出るので待っていてください」と、丁寧に教えてくれます。各ホテルにもブースが用意されていて、質問にはすべて答えてくれます。とても助かりましたが、これはおそらくIRONMAN CHINAの日本人スタッフ、雨宮さんによるところでしょう。雨宮さんは頼りになります。僕が宿泊したホテルはスタート・ゴールやメイン会場から1.5キロ程度のところだったので、めちゃくちゃ便利でした。それでいてホテル三泊四日とエントリー代込みで77,000円程度。使わない手はありません。
〇バイクとランのコースが走りやすい。
バイクはど平坦。小さな川を渡る橋が数か所あり、わずかに橋を登るときに一枚か二枚、ギアを落とすだけで、ずーーーーーっとDHバーを持ったままです。山が嫌いな人やビギナーには最適です。路面の状態も綺麗で、パンクの心配もほぼありません。ランコースも7kmの三周回という、ちょうどいい周回数。木陰があり、エイドでは冷たい飲み物と、氷水に浸したスポンジをもらえるので、暑さはかなりしのげます。文句のつけようがありません。
とりあえず、良い点はこんなとこかなー。なんか思いだしたら追記しますね。
上海の良くない点
〇池の水が汚い。
スイム会場の池の水の汚さは、これは悪いと言わざるを得ません。視界は30センチも無いので、自分の肘くらいも見えません。隣の人なんて全くみえません。ただ、飲んでもへっちゃらでした(笑)
〇スイムアップができない。
スイムは桟橋から飛び込んでのスタートで、ゴールは違う桟橋に上がります。たくさんの人が一度に入水や出水できる場所が無いのが理由だと思いますが、スイムアップはできません。水温は20度くらいで、入るとけっこう冷たく感じますが、いきなり泳がないといけません。もちろん、泳いで入れば慣れてしまいますが、最初は戸惑うかも。
〇ホテル周り、会場周りに買い物できる店が無い。
上海というと大都会のイメージですが、なかなかの田舎です。ホテルや会場付近には、一軒も店がありません。お昼を食べることもできないので、フリーズドライを持っていくことをお勧めします。水はIRONMANストアには売っていました。買い物できる街までは25キロほど。タクシーで30分近く、1300円程度かかります。
〇アワードパーティーが長くて帰れない。
アワードパーティーからロールダウンミーティングまでが、同じ会場で行われ、途中で帰れないシステムになっています。シャトルバスもタクシーも不可。これは困ったなー。
〇言葉が通じない。
日本語はもちろん、英語も通じません。が、翻訳アプリで充分、会話できるので、そんなに困らないかもしれません。
良くないところはこんなもんかな。こちらも思いだしたら追記します。
総じて良い大会だと思います。特にオフィシャルツアーが便利で安心なので、海外の大会に慣れていない人(僕も)でも安心です。何度も書きますが、雨宮さんの存在は大きいです。初めての海外大会にはオススメです。