ラグビーワールドカップ、日本対サモア。試合内容に関しては、僕ごときが解説する必要は全く無いと思うので、素人としての感想を。
写真はラインアウトですが、田村のキックがすごかった。
前半、日本のキックオフはちょうど僕の席の前に飛んできます。キックオフで田村が蹴るボールが、毎回、同じ位置に落ちるんです。あの楕円のボールが正確に同じ位置に落ちる。田村のキックはすごい。
松島が速かった。松島はテレビで観るよりも速かったです。スピードはもちろん、敏捷性、クイックネスがぶっちぎりにすごかった。
やっぱりリーチがすごい。サモアの選手が抜け出そうとした瞬間、そこにはリーチがいる。またリーチだ!というのが、生で観ていてもわかりました。あの存在感はすごい。同じく、ゲームキャプテンのラブスカフニの突破とタックルも目立っていました。二人がキャプテンなのも納得です。ロックの二人も目立たないけど、常に体を張って、ハードワークに徹していました。縁の下の力持ちとは彼らのこと。あの二人の活躍も凄まじいものでした。
そして、姫野。姫野のジャッカルと、前に進む姿勢は飛びぬけてみえました。
姫野がモールから押し込んだトライ。あのときの会場に響き渡った姫野コール。のちにテレビでも観ましたが、会場ではあんなもんじゃない。会場にいる全員が姫野の名前を叫んでいました。本物のスポーツヒーローですね。
観客がすばらしかった。サモアが最後にスクラムを選択したとき、会場からは大きな拍手と歓声が上がりました。そのときだけでなく、サモアが良いプレーをしたときにも、常に拍手がありました。他のどんなスポーツも、相手チームの好プレーにはブーイングが起こるのが普通ですが、ラグビーの観客は違いました。
松島が最後のトライを獲得したときの大歓声。スクラムから全員が立ち上がり、声を枯らして応援し、国旗を掲げ、感情を爆発させる。あんなにもすごい瞬間に立ち会えた幸福。本当に行ってよかった。日本人で良かった。
続きます。