知多半島のトライアスロン仲間、小栗さんが1995年に琵琶湖で開催されたIRONMAN JAPANのテレビ番組を録画してあったものを貸してくれました。1995年なので、もちろんビデオテープだったわけですが、それを業者に依頼してDVDに落としたものです。1995年の僕はスキーと釣りばかりしていた頃で、トライアスロンとは無縁でした。「あんなキ〇ガイみたいなことやるヤツの気がしれんわ」と思っていたものです。
1995年のIRONMAN JAPANには、当時、最強のトライアスリートだったマーク・アレンが出場していて、今大会でもぶっちぎりで優勝しました。
出場選手は764名。現在のIRONMANの半分くらいです。ただ、当時のほうが平均タイムは速かった。今は完走を目標としている選手が多いのですが、当時はアスリート的な選手が多かったらしいです。知らんけど。
日本人選手はベテランにして当時、日本最強の日本宮塚さん、愛知の星・谷さん、そして新星の田村さんに加えて、SQUAD TAKUYAのせんせいであり、後に全日本王者となる若き柴田卓也青年も出場していました。
スイムスタートのときにちゃっかりマーク・アレンの横に陣取り、テレビに映るせんせいがいたり、バイクシューズを履かず、ランニングシューズでバイクに乗る田村さんの姿があったり。バイクのときは、なんとマーク・アレンをヘリコプターから空撮するという豪華な感じも。今ならドローンでもっと近くから撮るんでしょうね。
みんなダッサいウエアでやっていますが、この時代にトライアスロンをやっているだけでもすごいし、それを番組にして放映するのもすごいです。
マーク・アレンの8時間23分は当時の機材、トレーニング方法から考えると、めちゃくちゃ早いタイム。5位に入った柴田卓也せんせいも22歳にして9時間を切っているんですよね。
25年も前の番組ですが、とても楽しめました。さらに長良川で開催された第一回の日本選手権(どうやら生中継だったみたい)も見ることができて、トライアスリートとしては日本トライアスロンの歴史の勉強って感じでした。