僕は経営者向けのビジネスセミナーみたいなのが大嫌いです。まったく興味がない。なにそれ？実践するのにいくらかかるの？うちみたいな零細企業には、そんな金だせないよ！って感じのばっかだし、何よりも面白くないから。というか、僕には合わないんでしょうね。所詮は職人の親方なので。経営者という言葉自体が苦手。
でも、過去に一つだけ面白いと思ったのがエクスマというヤツ。
前回は東京まで行きましたが、今回は名古屋で開催されるということで、キャンセル待ちを申し込んだら、前日に電話が掛かってきて、滑り込みで参加することになりました。会場は名古屋市東区のジャズバー。経営者のセミナーらしくない。
みんな服装はラフだし、って言いながら、僕は短パンにピンクフロイドのTシャツw
のっけから椎名林檎の曲が流れるかっこいいオープニング。まったくもってビジネス感が無い。
夏休みの出来事が安倍首相、デヴィ夫人、高須院長、そしてヒカキンとワケがわからないと思いますが、会場の人は納得。Facebookとかインスタ、Twitter、YouTubeといったSNSをビジネスに役立てようっていうセミナーなんです。こんときも言っていたんですけど、大きな会社が社員にやらせているのと、うちみたいな零細企業がやっているのはワケが違います。だって、僕はやらされていないから。自分のこともどんどん書いちゃうし、毎日書くのは大変だけど、書くこと自体は嫌いじゃないし、読んでもらえることが嬉しいから書いています。上司から命令されてやってても、嬉しいことないし、面白くないし、仕事のために自分のことを晒すなんて嫌だもんね。
2010年には流通する情報量はゼタバイトという量に入ったらしいです。
1ZBは世界中の砂浜にある砂粒の数と同等。その情報量が来年には35ZBになるらしい。まあ、想像できる量ではないです。その想像できない量の情報から、僕らは選ばれないといけないわけですから大変です。では、どうすれば良いかというと
個性＝自分の変なところ、世間とは違う思考、こだわり、好きなこと。そこにスキルや知識・経験を加味して、情報として発信し続けることが大切らしい。僕は一見、仕事のブログを書いているように見せかけて、ほとんどがトライアスロンやら趣味のことを書いています。ここに共感してくれる人が、僕の仕事のことを見つけてくれればいいなってことのような気がします。だって、屋根のことなんてみんな興味無いけど、楽しいことや趣味のことって興味津々だもんね。僕だって、何かを買うなら、同じ趣味や遊びを楽しんでいる人から買いたいし、特にトライアスロンをやっている人なら、だいたい無条件に信頼しちゃいます。
僕がこの数か月、ずっと考えていることを、主宰の藤村先生が仰っていました。
「人は悲しむため、辛いことに耐えるために生まれてきたのではありません。好きなことをして、楽しく過ごすために生まれてきたのです」
仕事も遊びも、楽しむためにしたいものです。
っと、まあ、イメージの経営者セミナーとは違うのですが、お金がかからないSNSというツールを使うことなので、あとは自分がやるか、やらないか。苦手な懇親会でも、無理やり参加したことで面白い話しが聞けて、充実した時間を過ごすことができました。また参加しようと思えるセミナーでした。
