男の子の憧れってさ、時代や世代によってありますよね。僕の憧れはルパン三世でした。泥棒なんだから悪者なのに正義の匂いがして、コミカルなのにかっこよくて、めちゃくちゃ賢くてリアリストなはずなのに、不二子ちゃんには騙されてあげる愛(←騙されあげるのが重要)があってさ。他に類を見ないダーティーヒーロー。男の子の憧れるかっこよさを集約したのがルパン三世なんじゃないかと思います。
僕にとってのルパン三世は、2ndシリーズです。1stも好きだけど、最初に観たのが2ndだから、ルパン三世といえば2nd。このイメージを壊されるのが、すごく嫌です。なので、映画版はけっこう嫌いな作品が多いのですが、特に嫌いなのが『カリオストロの城』です。言わずと知れた宮崎駿作品ですが、なんじゃこりゃ?って感じです。あんなの、僕は絶対に認めない。
ですが、原作者のモンキーパンチさんは、一番好きな作品として『カリオストロの城』を挙げています。原作とはあきらかに違うキャラクターなのに、モンキーパンチさんは自分が生み出したルパンが、いろんなキャラクターを与えることを楽しんでいたそうです。モンキーパンチさんは新しいものが好きで、テクノロジーや3D映画に興味を持ち、20年以上前の1997年からPCで作画していたそうです。当時のPCって、今ほど性能が良くないから、使いにくかったのにね。そうして常に新しいものを取り入れて、全てを否定しないから、ルパン三世のシリーズはいつ観ても古くないのかなとね。
ルパン三世のシリーズはHuluで観られるから、いろいろと観ようかな。