長良川ミドルトライアスロンが終わって一週間。回復に努めているのと、仕事が忙しいのとで、全然、トライアスロンのことをやっていないので、書くことが仕事のことしかありませんw
というわけで、今回も仕事のことです。
昨日は一日、現場で屋根に上っていました。前にも書いたことがあるんですけど、愛知県やら三重県やらでは、屋根の軒先とかに鉄筋が這わせてある家があります。
伊勢湾台風が契機となり、少しでも瓦を補強しようという、当時の職人さんたちが考えて、僕の修行時代の二十数年前でも、新築に使われることがありました。
当時は補強として使われていたのですが、時が経つと、あまり効果がなく、むしろ無いほうが良いということが分かってきたので、最近になって、取り除いてビス留め固定するという工事が増えてきました。
袖というところに縛りつけられているのが鉄筋です。
銅線で縛られています。鉄筋が錆びて膨張することで、銅線を切ってしまうんですよねー。
残っている銅線をプツプツとハサミで切って取り除きます。
スッキリ!
で、ドリルで穴をあけ直して、下地の木にビス留めします。今回は袖には85㎜、軒先の瓦には100mmから150mmを場所によって使い分けました。
ついでと言ってはアレですが、がったがたになっていた瓦↓
も、綺麗に整えてからのビス留めです。
鉄筋はほうっておくと、銅線が切れたときに屋根から落ちてしまいます。落ちて、何かを壊したり、人に当たってからでは遅いので、鉄筋が残っている家の人は、早めの撤去をオススメします。
また、鉄筋がなくても、軒先の瓦や袖の瓦の固定が不安な人も、お近くの屋根屋に相談してみてくださいね。