普段はめったに会うことのない、常滑青年会議所(JC)の先輩から突然、連絡がありました。なんせ16歳も上なので、活動も一緒にしたことないし、新年懇親会やOB親睦会、あるいはOB総会くらいでしか会う機会はありません。雨漏りの修理かなんかでしょう。「15分くらいで行く」と言うので事務所で待ちました。
『鍾馗』にハマる先輩
先輩が来て、話しを伺うと「最近、鍾馗(しょうき)さんにハマっている」と言います。鍾馗さんとは、屋根の上にのせて、家族を守ってもらう魔除けみたいなものです。
何かのきっかけで屋根に鍾馗さんがのせられているのに気づき、調べてみると京都が発祥の風習で、近畿や東海地方に多く、特に常滑は多く、言われてみると、確かに常滑は鍾馗さんが多い気がしますが、先輩によると常滑だけで300体ほどあるらしい。さらに調べていく一環としてネットで検索したら僕のブログがヒットして、話しを聞きたくて来たとのことでした。屋根屋なのでいつも屋根を見ているし、旅に行っても屋根を見ていますが、鍾馗さんがのっているのを見た記憶がないんですよね。↓はそのブログです。
先輩のまちづくりに協力を。
先輩は鍾馗さんをまちづくりに活かせないかと考えているそうでした。特に自分の利益に繋がるわけではないのに、常滑のまちのことを考えている先輩。JCではまちづくりについて真剣に考えて、事業を行います。でも、卒業してしまうと自分の仕事を通してのまちづくりばかりになり、こういうストレートなまちづくりは忘れてしまうんですよね。発想と行動力にさすが常滑JCの先輩だと尊敬します。僕も情報収集から協力しようと思います。