トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

屋根が石でできている!?『丸岡城』

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

Sanshimaiでおにぎりを食べてからは『丸岡城』に行きました。

maps.app.goo.gl

公式HPによると丸岡城は『江戸時代以前に建設された天守が残っているお城は日本全国に12城あります。それらを総称して「現存天守現存十二天守)と呼びます。丸岡城はその貴重な天守のひとつで、北陸地方に残る唯一の天守です。文化財保護法に基づいて重要文化財に指定され保存されています。』とのこと。知らなかったけど、けっこうすごい城なのね。

屋根が石でできているだと!?

丸岡城の屋根に使われている瓦は石です。焼き物の瓦ではなく石。

石瓦

なので重さは焼き物の瓦の比ではなく、1枚あたり20キロ~60キロにもなり(焼き物の瓦は3キロくらい)、全部で120トンものっているらしいです。現代の建築で瓦が重いだなんだと言っているのなんて、ちゃんちゃらおかしい話ですよね

石瓦の屋根

低く見えるけど、意外と高い。

中には急な階段が2つあり、上まで上がることができますが、本当に急なので要注意です。

階段が急!

三階建てでそんなに高くないイメージでしたが、上がってみると意外と高くて、遠くまで見晴らすことができます。

よくある、城を中心とした当時のジオラマもあります。忍者が何人かと犬がいるけど、寒くて全部は見つけられませんでした。

持続可能な開発目標とか言う前に、すでに持続しているものを見直そうよ。

最初のこの城が建てられたのは1630年前後。上にも書きましたが、そんな昔に建てられたのに石の瓦が使われています。現在の天守閣は1955年に建てられたものですが、その前は300年にもわたって建っていたわけです。屋根が重いとか軽いとか、そんなのどうでもいいことだという証明ですよね。なんなら、現代の技術は当時よりも劣るってことなんでしょうかね?持続可能な開発目標(キリッ)とか言うまえに、すでに持続しているものを見直しましょうよってことです。