築12年という比較的新しい家の屋根を点検してきました。築12年なんて新品みたいなものなので、基本的には何もないのですが、ここの場合は施工に不備があり、ちょいと作業が発生しました。
切妻屋根という四角の面を二枚つなげただけのシンプルな形状で、軒先の端っこのことを角と呼びます。その角という部分がここ。
鳥の巣がびっしり!
樋の中に何かが溜まっているのがわかりますよね。これの原因が鳥です。袖瓦を外してみると、鳥の巣がびっしり。
反対側にも
びっしり
ここなんて
さらにびっしり
鳥の巣があると、巣の材料である草等が瓦の隙間からちょろっと出てることで雨漏りに繋がったり、糞害がおこったりするので、やっぱり撤去して侵入経路をふさぐ必要があります。
侵入路をふさぐ
今回は瓦の形状に合わせてシーラーという、耐候性の高いスポンジ状のもので穴をふさぎました。
お客さんも「なんかうちの屋根には雀がちゅんちゅん言ってて、気になってたんです」とおっしゃっていましたが、これで大丈夫でしょう。
鳥の出入口をふさぐのは屋根屋の仕事です。
穴をふさぐ方法はいくつかありますが、変なことをすると、それが雨漏りの原因になったりするので、状態に合った方法を選択する必要があります。また、やっぱり危険なので、屋根屋以外の人は絶対にやらないでください。軒先の樋のあたりに、いつも雀がいるなーと思ったら屋根屋にご依頼くださいね。