トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

家康の腰掛石と瓦葺き

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

令和5年の大河ドラマといえば『どうする家康』ですが、徳川家康といえば愛知県、三河の人。よって愛知県には徳川家康ゆかりの地がたくさんあります。

いつも屋根のお世話をしている常滑市保示町にある正住院(しょうじゅいん)が、雨漏りするということで行ってきました。

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正住院は天澤院とならび、常滑でも一番大きく歴史あるお寺さん。

木々で見えないけど立派な本堂

立派な山門

六角堂まであります。

建立されたのが1474年なので550年ほどの歴史があるようです。ってことは家康が生きていたころにも存在していたわけです。で、正住院にあるのが腰掛石。

織田信長に挨拶するために京に向かう途中、本能寺で信長が討たれたという一報を受け、三河に逃げるときに海路を使い、正住院前の浜に上陸し、休憩のために正住院に立ち寄った際に腰掛たという石です。

前からここにあるのを知ってはいましたが、改めて見ると何やら歴史を感じてしまうというねw

現在の本堂が何年に建てられたものかはわかりませんが、山門は1853年に建てられたことがわかっています。年に一回、二回は伺って屋根に上がらせてもらうし、ナントカ堂(忘れた…)は父親の代のときに屋根を葺かせてもらっています。瓦葺きってなんか歴史の一部になる仕事なんだなって感じました。