トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

あって当たり前のことを失くさないために。


トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

豪雨災害で活動する土木建設の人たち。

2022年7月に見学させてもらった、石川県小松市の土木建設会社、㈱江口組のみなさんが、豪雨災害に遭った小松市の各地で活動しています。

eguchi-gumi.jp

道路や橋はあって当たり前ではない。土木の大切さ。

あって当たり前に使っている道路も橋も、すべてが土木工事で造られています。そして、できるだけ災害が起こらないようにすることも、起こってしまった災害を復旧することも土木工事が必要になります。日本は災害が多い国で、いつどこで災害が発生するかはわかりません。つまり土木工事をできる会社や、そこで働く人たちの存在がとても大切だということです。

ロストテクノロジー』とならないために。

よく年度末になると道路工事をやっていて、そのせいで渋滞してしたりしてイラつくことがある土木工事。なんでやってんの?意味ないよね?って思うことがありますよね。でも実はそこには「技術を継承する」「技術を持つ人を育成する」「いざという時の人材を確保しておく」という意味もあるんです。本当に道路や橋が壊れてから、あるいは災害が起こってから、いきなり素人を連れて来ても何もできませんよね。知識も技術も体力も、常に使い続け、全てが継承されているからこそ、その時に使うことができるんです。そして途絶え、できなくなったことを最近の言葉で『ロストテクノロジー』と呼ぶわけです。

あって当たり前に感じることこそ継承が大切。果たして瓦の未来は。

あって当たり前、できて当たり前なんてことは一つもありません。ずっと昔から当たり前に存在しているように感じることこそ、知識や技術の継承が必要です。果たして瓦はどうなるのか。