トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

暑さ対策グッズ二種類を比較してみました。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

暑さ対策グッズを比べてみました。

ヘルメットに取り付けるタイプの暑さ対策グッズ、二種類を比較してみました。一つは僕が10年に渡って愛用している『防暑タレDX』で、もう一つは『タケバイザー』。販売元は両方ともトーヨーセフティーです。

左が防暑タレDXで、右がタケバイザー。

取り付けた感じは防暑タレDXがこんな感じ。

タケバイザーはこんな感じ。

どちらも顔から首回りに日陰を作ります。

被るとこんなふうになります。顔をしかめているのは眩しいからです。

答えは影にあり。

一見すると、双方とも大差なく見えるし、なんならタケバイザーのほうがしっかり日陰を作ってくれるように見えますが、実は違いました。そもそもタケバイザーを使ってみたきっかけは、うちの職人が使っていて「涼しいよ」と言っていたからで、ならばと思って導入してみたのですが、実際に作業してみると、それほど涼しさを感じなくて。その理由は影の写真にあります。

防暑タレDXの影

タケバイザーの影

分かりますかね?タケバイザーは下を向いたときに、方向が変わるので首に直射日光が当たってしまいます。一方で防暑タレDXは素材が柔らかいので、常に首を隠してくれます。

タケバイザーも真っ直ぐ向けば、かなり広く日陰にしてくれますが、屋根屋の仕事は下を向いていることが多いので、バイザー系の物は向いていないようです。

双方とも空間をつくってくれるので、空調服の襟元から出る風で、かなり涼しさを感じることはできますが、直射日光が首に当たるのは勘弁してほしいところ。防暑タレDXを使ったことがなければバイザーでも涼しく感じたかもしれませんが、一度、防暑タレDXの涼しさを知ってしまったら、バイザーには行けません。

精神論では暑さには耐えられない。

職人も生き物です。暑さには勝てないし、勝つ必要も無いと思っています。めちゃくちゃ儲かるなら別かもしれないけど、それほどでも無いし。酷暑で外出しないように!なんて言っているのに、屋根の上で仕事するなんて、本来ならやってはいけないことの気がします。少しでも人並みの環境で仕事をしたいと思います。屋根屋のみんな。暑さに負けていいから、ほどほどにやろうね。