暑さ対策グッズを比べてみました。
ヘルメットに取り付けるタイプの暑さ対策グッズ、二種類を比較してみました。一つは僕が10年に渡って愛用している『防暑タレDX』で、もう一つは『タケバイザー』。販売元は両方ともトーヨーセフティーです。
取り付けた感じは防暑タレDXがこんな感じ。
タケバイザーはこんな感じ。
どちらも顔から首回りに日陰を作ります。
被るとこんなふうになります。顔をしかめているのは眩しいからです。
答えは影にあり。
一見すると、双方とも大差なく見えるし、なんならタケバイザーのほうがしっかり日陰を作ってくれるように見えますが、実は違いました。そもそもタケバイザーを使ってみたきっかけは、うちの職人が使っていて「涼しいよ」と言っていたからで、ならばと思って導入してみたのですが、実際に作業してみると、それほど涼しさを感じなくて。その理由は影の写真にあります。
分かりますかね?タケバイザーは下を向いたときに、方向が変わるので首に直射日光が当たってしまいます。一方で防暑タレDXは素材が柔らかいので、常に首を隠してくれます。
タケバイザーも真っ直ぐ向けば、かなり広く日陰にしてくれますが、屋根屋の仕事は下を向いていることが多いので、バイザー系の物は向いていないようです。
双方とも空間をつくってくれるので、空調服の襟元から出る風で、かなり涼しさを感じることはできますが、直射日光が首に当たるのは勘弁してほしいところ。防暑タレDXを使ったことがなければバイザーでも涼しく感じたかもしれませんが、一度、防暑タレDXの涼しさを知ってしまったら、バイザーには行けません。
精神論では暑さには耐えられない。
職人も生き物です。暑さには勝てないし、勝つ必要も無いと思っています。めちゃくちゃ儲かるなら別かもしれないけど、それほどでも無いし。酷暑で外出しないように!なんて言っているのに、屋根の上で仕事するなんて、本来ならやってはいけないことの気がします。少しでも人並みの環境で仕事をしたいと思います。屋根屋のみんな。暑さに負けていいから、ほどほどにやろうね。