琵琶の滝を後にして、橋本さんと共にお客さんと合流。次の氷瀑に向かいます。今度の氷瀑は2021年にも行ったブライダルベールです。
大普賢岳の麓とはいえ、私有地のため普段は人が立ち入ることができず、とても山深いところにあります。私有地なので、許可無く立ち入ると不法侵入で逮捕されます。青空ファンでは地権者に許可を頂いているので大丈夫ですが、何人もの不法侵入者を見ました。マジで逮捕案件です。
2021年の雪はそれほど多くなく、雪と岩をミックスしたルートでしたが、2022年はさすがに雪が多く、ほとんどが雪でした。
さらに雪が降ってきて、積もっていきます。雪のルートは岩よりも歩きやすいので、2021年よりもペースは速いかもしれません。ピッケルを使うような場所はありませんが、ポールを使うと安定するので、両手にポールを持つとさらに歩きやすくなります。
歩くこと2時間弱で目的の地が見えてきます。
氷瀑・ブライダルベールです。
厳冬期のみに現れる氷瀑は、一度の雨で崩落し、崩落してしまうと、また氷瀑となるまでには、何度も冷え込みが必要となるので、タイミングによっては、たどり着いたとしても、見られないこともあります。
氷瀑の裏の氷筍も2021年より大きく成長していました。
氷瀑の横に座り、温かいものを食べて体を温めてから下ります。
山は登りよりも下りのほうが危険です。足を滑らせないように、注意しながら下ります。
下りの途中でも休憩。温かい飲み物とお菓子で休憩。寒いとカロリーを消費するので、いっぱい食べます。
この日の天気予報だと雨の可能性もありましたが、結局は一日中、雪でした。晴れると光線が入って綺麗ですが、雪が降っているのも冬らしくて良いんですよね。
そろそろ暖かくなってくるので、氷瀑を見られるのはそう長くありせんが、地元を良く知るガイドなら情報を持っています。特にブライダルベールは私有地にあるので、許可なしに見に行くのは犯罪になります。実際、不法侵入があまりにも多いということで地権者が怒っているらしく、これ以上、ルールを守らない状態が続くと、誰も入れなくなります。地権者の御厚意を裏切ることなく、ルールを守って山に入ってほしいと思います。ブライダルベールへのガイドは青空ファンまで。