新コロのアレで、語弊を恐れずに言えば、いくつか良いこともありました。僕にとって最も良いことは、会議がリモートになり、夜のお付き合い、宴会が無くなったことです。飲みにケーションの全てを否定はしません。共に酒を飲んで仲良くなるというのは、間違いなくありますが、それでも僕にとっては、そんなに楽しくもなく、やりたいことがやれない一つの大きな要因だったので、宴会が無くなったことで、やりたいことをやる時間が増えたのは嬉しいことです。
その増えた時間で何をやっているかというと、読書だったり、NetflixやHuluで映画や海外ドラマを観ることにも使っています。Netflixで次に何を観るか探していると、以前から面白いと聞いていた『ゴールデンカムイ』のアニメが上がってきました。北海道を舞台とした話しらしいのですが、詳しいことは知らないままで、とりあえずチラ見してみることに。チラ見できるのもサブスクの良いところですね。
チラ見するだけのつもりだったゴールデンカムイはめちゃくちゃ面白く、時間を見つけては視聴を重ね、第2期まではあっという間に観てしまいました。早く第3期の樺太編を観たい…。
アニメが面白かったので、大人の僕はAmazonで漫画を大人買い。もちろん中古です。まだ読んでいる途中ですが、アニメでは描かれていない箇所もあったりして、やっぱり面白い。2014年から7年も連載が続いているのも納得です。
ゴールデンカムイに登場するのは、元帝国陸軍・不死身の杉元、アイヌの女の子・アシㇼパ、脱獄王の白石、土方歳三等々。歴史、北の大地での旅、冒険、宝探し、鉄砲や刀、戦争と面白い要素が詰まっているし、みんな大好きな土方歳三や永倉新八が爺さんになって登場するのは幕末好きにはたまりませんが、僕が何よりも面白いと思うのは、アシㇼパさんが教えてくれるアイヌの宗教観や生活について。動物を狩ると、可能な限り無駄にすることなく、食べたり使ったりするし、寒い雪の大地で生きていく術が出てきます。北海道が好きで、30年ほどもアウトドアで遊んでいる僕にとって、アイヌの生活はとても興味深いもので、感心することばかりです。
杉元は迷いながらも強くてかっこいいし、アシㇼパさんはかわいいオソマ好きだし、白石は憎めないし、土方歳三は歳を食っても土方歳三だし。まだまだ楽しみは続きます。
