トライアスリート屋根屋兼遅咲きなんちゃってトレイルランナー、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。
志賀高原エクストリームトレイルのレースレポートは終わりましたが、まあまあ大変な大会だったので、ビギナーから中級者向けに、あるいは自分の備忘録として傾向と対策を書こうと思います。
寒さ対策が必要
2020年大会は史上、最も寒いスタートになりました。僕はスタート直前までダウンと薄手のランニング用ロングパンツを着てアップしました。ダウンはチャック袋に入れてトレランザックに入れましたが、これはDNFしたとき用なので出番なし。でもDNFしてから寒いのはつらいので持ちました。前半はレインジャケットを着たまま走りました。僕だけではなく、多くの人が着ていました。どっかの山頂で写真を撮ったついでに脱いでみたら、あまりにも寒くて、結局、ザックを背負った上から羽織って走ることで温度調整した感じです。今回は雨が降りませんでしたが、例年は雨ばかりとのことなので、レインパンツも必要だと思います。寒いと動けません。グローブも前半は着けたままにしましたが、よく転ぶので保護の意味もあります。BUFFはマスク代わりにもしていて、ずっと首に巻いたままにしていましたが、寒さ対策にも使えるのであるといいです。しっかり補給するのも大切です。
必要な物
〇トレラン用レインウエア上下。
〇グローブ
〇BUFF的なもの
〇補給食
〇ダウンも持つと安心
泥対策
とにかく泥が凄いです。足首までは楽に埋まります。今回の僕は、何を思ったのかくるぶしくらいまでのソックスで行ったので、靴下の中まで泥が入りました。なのでハイソックス、少なくとも足首まであるソックスを履くか、ゲーターを着用したほうが良いです。僕は普段、ハイソックスを履くし、ゲーターも持っているのに、この大会だけはなぜかショートソックス(笑) 目の前を走るゲーターを着用したランナーがうらやましかった…。
必要な物
〇ハイソックス
〇ゲーター
坂対策
何度もスキー場を登らされ、何度も下らされます。しかも緩い斜面ではなく、いわゆる上級者向けの斜面なので、とてもダメージが大きいです。対策として最も有効かつ簡単なのはトレイルランニング用ポールを使うこと。このコースではポールが働きまくりです。僕はずっと持って走りました。もちろん使い方を練習しておくことは大切です。
坂を登り、下る練習は当然、大切です。長さ100m~150m、勾配7~8%の坂を9割くらいの力で20本程度、走って登る、あるいは少し早めのスピードで下るというのは有効な練習になると思います。僕はこれでかなり登れるようになりました。何キロもの長い坂を登るよりも、短い坂で高い負荷を繰り返し掛けるほうが登れるようになります。キツい練習は最後まで登らせてくれます。逆に長い距離を走る練習はほとんどしていません。この半年で最長距離はロードの20キロくらい。山だと8キロ弱。その代わりに週に一度はインターバル走をやって負荷を高くしました。短時間後負荷の練習は有効です。
どうしても距離を走りたくなりますが、距離のもたらす効果は安心感に他ならない気がしていて、今回はあえて長い距離を走らずに行ってみましたが、けっこう大丈夫ですね。距離よりも負荷だと思います。ちなみに直前1ヶ月の走行距離は144キロでした。
ふくらはぎ、ハムストリングス、臀部へのテーピングもめちゃくちゃ効きます。
必要な物
〇トレイルランニング用ポール
〇短時間後負荷の練習
〇テーピング
その他
とにかく絶景なので、綺麗な写真を撮れるスマートフォンがあると最高です(笑)遊びなのでリラックスして楽しんだほうがいいです。