トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

カヤックフィッシングのメリット、デメリット。

トライアスリート屋根屋兼カヤックフィッシャー、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

無事に進水式と処女航海を完了し、ファーストフィッシュもキャッチしわけですが、今回、感じたカヤックフィッシングのメリット、デメリットについて書いてみます。 

f:id:yoshikixx:20200622153317j:plain

カヤックフィッシングのデメリット

〇意外と船酔いする

意外と船酔いします。さんざん川でカヤックに乗っていても船酔いなんてしませんが、海では軽く船酔いしました。泳いでいても酔う人はいますが、僕は酔いません。でも、カヤックは酔いました。この差がどこにあるのかはわかりませんが、僕は酔い止めを飲むことにします。

〇潮や風に流される。

潮どまり以外の時間帯では、確実に流されます。わずかな風や潮の影響を受けて流されるので、ポイントまでちょいちょい戻りながらの釣りになります。この作業が面倒な人には無理かな。特に大潮の潮が動く時間帯で、潮と同じ方向の風が重なると、一気に流されます。この間はシーアンカーを使っていても、時速1kmほどで流されたので、5分で70m~100mほど流され、釣りする時間よりも戻る時間のほうが長くなってしまいました。潮と風が逆なら違うかもとも思いますが、それも運任せですからね。かといって潮が動かない、風も吹かないでは釣れないので、自然の遊びであるってことですね。

〇疲れる

カヤックなので当然、漕がないと進みません。パドルの扱いに慣れていない人は疲れるでしょう。潮や風に向かって漕ぐときはなおさらです。ポイントから岸に戻るために、体力的に余裕を残すことが大切だと思います。

〇危ない

当然ながら沈(カヤック用語の転覆)は危険だし、潮や風に流されることも危険に繋がりますが、僕が今回、最も危険を感じたのは漁船等の接近です。

沈は重心を意識することで防げるし、仮に沈しても再乗艇の練習をしておけば、そんなに問題ではないと思います。ただし、再乗艇の練習はめちゃくちゃ大切です。僕たちリバーガイドはラフトボートというデカい舟に再乗艇する練習をしっかりとやります。試験では、川に浮かび、パドルを持った状態からひっくり返ったボートに乗艇し、ボートを元の人が乗れる状態にひっくり返し、さらに再乗艇するまでを1分以内で行うし、なんなら僕は30秒もあればやっちゃいます。釣りからカヤックに入った人は、何十回でも練習することをおすすめします。

漁船の接近による危険には二つあります。衝突と曳き波です。ポイントに到着し、釣っているとき、南に視線をやると、一艘の漁船がこっちに向かって真っ直ぐ進んできます。本来は海の上では向かってくる船に避ける義務がありますが、カヤックは小さいので、向こうから見えていない可能性があります。船は方向を変えるのに時間と距離がかかるので、避けるのが不可能な距離まで近ついてから、漁船側が気づいたとしても間に合わない可能性があります。なので、カヤックは漁船等、エンジン船の接近に気づいたら、積極的に逃げることが必要です。とにかく漕ぎまくって逃げます。曳き波も大きな船や、スピードを出した船が通り過ぎると、とても大きくなって危険です。特に横からの波は沈の可能性が高くなるので、曳き波に対してカヤックを垂直に保つ意識を忘れないようにします。大きな曳き波の場合は、波に向かって漕ぐと良いです。とにかく漁船の動きに対しては釣り以上に注意が必要です。

 

カヤックフィッシングのメリット

〇ポイントまで行ける。

岸からの釣りとの比較になりますが、当然ながら漁礁や駆け上がり等ポイントまで行けます。つまり釣れる。釣りをする上でこれ以上のメリットはありません。今回は漁礁近くに行ってからの魚探の反応が大きかったので、改めてメリットを実感しました。

〇自由

以前は釣船に乗せてもらい、釣りをしていましたが、乗船時間や下船時間、場所等の制約がありました。それが一切なくなり、自由を手に入れました。例えば、太平洋側の風が強そうだから、日本海側に場所を変えるなんてことが可能です。エンジン船を買ったとしても、これだけ大胆な変更はできません。

〇安い

誤解を恐れずに書けば安上がりです。もちろんカヤックを買い、必要な装備を揃えるのにはお金がかかりますが、一度、買ってしまえばずっと使えます。釣船に乗せてもらうときのように、毎回、お金がかかるということがないので、大人の遊びとしては安上がりです。

〇楽しい

なんせカヤックに釣り道具を積んで沖に出るわけです。水深が数十m、あるいは100mもある海に漕ぎ出し、周りでは突如としてボイルや鳥山が起こり、魚が飛び出すこともあります。冒険です。楽しいに決まっています。

 

以上、てきとうにつらつらと書いてみましたが、とにかく楽しいです。海に囲まれた国なんだから、もっとカヤックフィッシングが一般的になってほしいものです。