新国立競技場、日本オリンピックミュージアムを後にして、表参道方面に向かう途中で、お昼ご飯を食べるためになにげなく立ち寄ったお店が『がらり 千駄ヶ谷店』
ランチで鯖の塩焼きを食べましたが、めっちゃ美味かった。東京は美味しいお店が多いですね。写真は撮り忘れ。
到着したのは東郷神社。明治の軍人、東郷平八郎元帥海軍大将が祀られています。
日露戦争では連合艦隊司令長官として、当時、世界最強と言われたロシアのバルチック艦隊に対し、日本海海戦に完全勝利したことで世界の注目を集め、現在に至るまで世界の海軍の英雄とされています。本人は自分の死後に祀られる神社が計画されていることに反対していたらしいのですが、非常に影響力のあった人であり、偉業を後世に遺すためにも結局は東郷神社が建立されたようです。
東郷神社の幟にはこんなマークがついています。
このマークはZ旗と言って、船同士の意思疎通のため使われる信号旗の一つです。「引き船が欲しい」「曳航して欲しい」あるいは、漁場における「投網中である」という意味ですが、東郷神社では意味が違います。日本海海戦で東郷平八郎率いる連合艦隊の旗艦・三笠のマストにZ旗を掲げます。アルファベット順で最後になるZの旗を掲げることで、この戦いが日本にとって最後の戦いになるかもしれないほど、重要な戦いになるということを伝えました。このときに『坂の上の雲』の主人公である秋山正之が打電した「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」や「皇国ノ興廃コノ一戦ニ在リ、各員一層奮闘努力セヨ」という言葉は、名言として伝わっています。日本の命運を背負って戦う男たちの覚悟の言葉ですね。
いくつかの神社では『勝守』という御守りを頂くことができます。熱田神宮では織田信長に由来した勝守を頂けますが、東郷神社では当然ですが、東郷平八郎に由来した勝守を頂けます。
僕もそろそろ、今年で最後!くらいの覚悟でトライアスロンをやらないとレベルアップしないと感じているので、この勝守を持って一年を戦います。