トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

建築基準法を守った建物なら、屋根が重くても地震で倒壊することはありません。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

あるジャーナリストとやらが書いた記事がYahoo!ニュースにアップされました。タイトルは『瓦屋根を捨てれば被害激減:北海道地震が証明』

内容を読んでみると、まあ、アホくさい。何一つ、調べていないんじゃないかな?リンクを貼ろうかと思ったけど、あまりにもアホくさいので止めましたw

 

確かに北海道地震では建物の倒壊が多くありませんでしたが、これは屋根に瓦が使用されていないのが理由ではなく、積雪に耐えられるだけの強度を、建物自体に持たせているからに他なりません。北海道と同じく、積雪の多い東北や北信越では大地震に襲われても倒壊する建物が少なくなっています。これは瓦を使用している建物に関しても同じです。

 

もうね、建物の耐震性と屋根の重量の関連性に関しては、それほど影響が無いことは証明されているんですよ。そういう証明に基づいて建築基準法が整備されているんです。

瓦メーカーよりもはるかに大きな資本を持つ、某化粧スレートメーカーとかが、CM等で屋根が軽いほうが良いみたいなのを宣伝していますが、あれは建物の強度が極端に低いもので実験しているんです。テレビなんて大きなスポンサー企業の言いなりですからね。本当のことを流しているわけじゃないんです。

建築基準法をきっちり守って建てられた家なら、瓦を使用しても、建物が倒壊することはありません。

 

こんなブログで書いていても効果が小さいので、業界団体を通して、しっかりと落とし前を着けさせてもらわないとね…。