書こう書こうと思っていて、ずっと忘れていた、ルーフィングというものについて書きます。ルーフィングというのは、瓦、スレート(カラーベスト)、板金等の屋根材の下に敷く防水シート(紙?)です。
長さ20m、幅1m、厚みは…どんくらいなんでしょう?0.5mくらいのが巻かれていて、重さが20キロくらいあります。
貼っていくときは、ホチキスのデカいのでバンバン叩いて留めていきます。
ちょっと前までは破れやすいものが使われていましたが、今は裏側に不織布が使われている、ゴムアスファルトルーフィングを使っているので丈夫です。丈夫ですがカッターナイフで簡単に切ることができます。
角は曲げて、しっかりと合わせて、軒先から貼っていきます。
上下の重なりは10cm。線のところを目安に重ねて、コロコロと転がしながら貼っていきます。
横の重なりは20cmとなっていますが、心配なのでうちでは30cm以上、重ねます。
この屋根でずっと貼っていったら、最後のところ、棟に来たら、ちょっとだけ重なりが足りない!こんくらいなら雨漏りなんてしないけど、なんとなく気持ち悪いので…
幅20cmに切ったものを差し込むことにしました。こういうことにこだわる辺りで、俺って日本人だなと感じます。
これでルーフィング完了なので、とりあえずは雨が降っても大丈夫です。
うちの辺りは風が強いので、ルーフィングを貼るだけでも一苦労ですが、まあまあ綺麗に貼れました。
瓦屋根のときのルーフィングは、ある意味保険みたいなもので、瓦を葺いてしまえばよほどのことが無い限り、防水の仕事はしていませんが、スレート(カラーベスト)の場合はルーフィングが貼っていないと100%雨漏りします。100%です。ルーフィングで雨漏りを防ぐので、ルーフィングが非常に重要な役割を果たしています。
また、透湿ルーフィングというのもありますが、屋根材を葺くまでに雨が降ると、ホチキスで留めた穴からの雨漏りすることが多いので、壁に貼るなら透湿も使えますが、屋根にはまあ、あんまりかなと思います。
今回は瓦の下の防水シート、ルーフィングについてでした。屋根の上からは以上です。