トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

二年間考えてから豊岡鞄を買ってみたら、やっぱり間違いなかった。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

2010年に6,000円(60,000円ではない)くらいで買った、スーツを着るときに持つカバンを7年間、使い続けていました。床に置いたりするので、カバンの下側はボロボロになっていて、そろそろ買い替えないといかんなと思ったのが二年くらい前。

 

どうせ買うならかっこいい物が欲しいし、いろいろと探してみたものの、大人が持っておかしくなくてかっこいいものだと、やっぱりお値段が張るわけです。なんせ6,000円のカバンを7年間も使うくらい、カバンというものにお金をかける余裕が無いので、まさか50,000円もかけることなんて出来ません。

 

なんか良いのが無いかなーと思っているときに、恒例の年末年始の旅でたまたま寄ったのが、兵庫県豊岡市のカバンストリートでした。カバンストリートとは、その名の通り、かばん屋さんが軒を連ねている商店街で、自販機やアーケードの柱、バス停までカバンストリートでした。

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カバンストリートなんて知らなかったし、普段なら寄らなかったかもしれませんが、そのときはかばんを探していたので、いろいろなお店に入ってみてみました。そのときにたまたま入ったお店で見かけたかばんがこれ↓

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shop.artisan-atelier.net

綺麗な青で、丁寧な作りがすごく印象的でした。そして驚いたのは、その値段。なんと税込み21,492円。うわー、欲しい!と思ったんですけど、かばんに二万円も出して良いのか!?という、零細企業の社長らしい迷いがあって、買わずに帰ってきました。

 

その後もずっとかばんを探し続けて二年間。ずっとあのかばんを超すものに出会えず、たまにサイトを覗いては、まだ作ってるなーと確認していました。

 

が、二年も悩み続けて、未だに欲しいなんて、これは本当に欲しい物なんだと判断して、ついにポチッとしたのです。二万円を超えるかばんなんて、山用のザック以外では初めて。ザックなら70リットルも入るのに、これはそんなに入らない。にもかかわらず、買ってみたんです。

 

ポチって半日後には『発送しました』というメールが送られてきて、次の日には到着。

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箱がでかい(笑)

 

ふわっとした袋に入っていました。わくわくします。

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豊岡鞄の説明冊子とかも入っていました。

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豊岡鞄の歴史とかも綴られていて、思わず読んでしまいます。

 

袋から出してみたら、やっぱりかっこいい!

二年ぶりの再会に感動!

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ディテールも丁寧に作りこまれています。

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職人さんが一つひとつ手作りしているんだから当たり前ですよね。これにフランスやらイタリアのブランドのマークが着いたら、ゼロが一個増えるという不思議…。

日本には素晴らしい職人さんがいて、素晴らしい物を作っているのに、なぜかヨーロッパのブランド品に、とてもではないけど見合わない金額を払ってかばんを買う人が多いのが現状で。

 

こういうのって鞄だけではなくて、他の業界でも同じなんですよね。日本の職人さんの素晴らしさをみんな知っているのに、なぜか日本の物を使わない。

現状を少しだけ変えてみたら、素晴らしいものに出会えるかもしれないのになぁ。