トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

お客さんは現場を知らない。だから伝えないといけない。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

今年の忘年会を全て完遂しました。酒が好きではない僕にとっては、完遂できただけでも嬉しい限りです。

 

今年最後の忘年会は、親知らずを抜いたばかりという言い訳(本当だけど)をしてノンアルだったので、車で行きました。普段、電車に乗らない僕んとって電車に乗らなくて済むだけでも、ちょっと気楽。

 

忘年会が終了して、同じ忘年会に参加していた、取引先で事務を担当している、帰る方向が同じということで久松さんに声をかけて送っていくことになりました。

普段は電話で事務的なやり取りしているだけで、あまり話しをしたこともなく、けっきょく仕事の話しばかりしていたのですが、ここで発見がありました。

 

屋根工事の仕事そしているにも関わらず、現場を見たことがないという事実。

 

事務とはいえ、そんなことがあるの?って感じなんですけど、本当に見たことがないとのことで、これはなかなか衝撃的でした。

屋根屋の仕事は最終的には現場です。現場が動いて初めて仕事が成立します。にもかかわらず、業界関係者で現場を見たことのない人がいるなんて…。

業界関係者ですら現場を見たことがないってことは、業界以外の人なんて、屋根を見る機会が無くて当たり前。ましてや屋根の上でどんなことが行われているか知らなくて当然なんですよね。

 

僕たちの仕事というのはお客さんの目の届かないところで行われているから、お客さんを騙すなんて簡単なことで、もちろんそんなつもりは無くて、一生懸命やっているんですけど、一生懸命やっていることだってお客さんには見えない=伝わっていないんですよね。

 

伝わっていないってことは、お客さんは何も知らないわけで。これはいかんなと思うんです。僕が伺ったことのあるお客さんは分かると思うんですけど、僕はけっこうお客さんと話しをします。作業が30分で終わったのに、その後のトークが1時間とか(笑)長さは問題じゃないと思うんですけど、今回の作業の内容とか、結果とか、その場で撮った写真を見せながら、分かりやすく説明するってすごく大切だなと、今回のことで改めて感じました。

 

青年会議所時代、委員長をやっていると、自分が提案する事業のプレゼン資料を作っていくと、理事会でプレゼンするときには『みんなが解っている感覚』になっていて、実際には議案を作りこんでいく自分だけが理解しているだけなのに、なんでみんな理解できないんだろうと苦しんだことがあります。仕事についてはまさしくこれが毎回、あるってことなんですよね。

 

僕らにとっては屋根の上で当たり前に行われていることでも、お客さんは何も知らない。今まで以上に伝えていく必要を感じたのです。