道の駅で目を覚まし、小夏さんの散歩を軽くすませてから、熊野古道トレイルランニングのスタート地点に向かったのですが、途中の風伝峠付近で、風伝おろしを見ることができました。山で発生した雲が、風にのって村に降りてく現象で、壮大な雲の動きを見ることができます。
熊野古道トレイルランニング、コースがめっちゃ良かったらしいです。コースを監修したプロトレイルランナーの鏑木毅さんによると『トレイルの宝箱』。
50キロの部に出場した人たちによると、雲海が綺麗で、あれを見られただけでも、早起きしてスタートした甲斐があるとのこと。確かにポスターにも美しい雲海が写っていました。
そして、実際に出場した人が撮影した写真がこれ↓
こりゃ確かに美しい!こんなの生涯に一度、見られたらと思う風景です。写真は友達の友達が撮影です。
他にも丸山千枚田とか、布引の滝とか、熊野を満喫できて走れるコースらしいです。来年は50キロに出場したいなぁ…。
スタートとゴールのゲートはレッドブル。道路にはぼんぼりもあります。朝6時、50キロの部のスタート時はぼんぼりが着いていて綺麗だったみたい。
こういうのがあると盛り上がります。手作りなのも分かるし胸熱です。ちっちゃい町でこういうイベントをやるときは、みんなが何役もやって、すべてが手作りなんですよね。そういう思いって、伝わりますよ。
30キロの部に出場する女房の見送りのためにスタートを待っていると、見かけた顔がいました。
トライアスロン仲間の宮川くん。なぜか女房と同じ大会にエントリーすることが多い。今年は岡山と熊野でバッティングw初めてのトレランはどうだったんかね?
30キロの部がスタート。
これで僕はコース上、25キロ地点に隣接する駐車場に戻りました。戻ってみると50キロの部のトップ2選手が早くも来ていました。25キロの山道を2時間15分くらいって、すごい速さです。
50キロの部、最後尾からスタートした鏑木さんが10番手くらいで25キロ地点を通過するときに「来週は伊豆に行きます!」と声を掛けたら「お待ちしています!」と応えてくれました。
その後、僕は練習で北山川を挟んだ対岸の山へ。橋の上からは走る選手たちが見えます。
対岸の山から見た風景がこれ↓
山を一時間ほど、早めのペースで走ってからは再び応援に。
小夏さんを連れて応援していると、犬好きの人たちはみんな声を掛けてくれて、中には立ち止まって小夏さんと写真を撮る人もいましたw
しばらく応援していると、見たことのある顔が。トライアスロン仲間のハニーさん!
ハニーさんが来た!と待ち構えていると、走路を挟んだところで応援していた人たちも、ハニーさんの仲間のようで、なんたる偶然wなんだか混乱する応援の一団(笑)
一旦通り過ぎたハニーさんは、わざわざ戻ってきて写真撮影。
元気な人です。
ハニーさんから遅れること5分ほどで、女房が登場。女房大好きな小夏さんは興奮して大喜び。少しだけ伴走して、再び山に入っていくところで別れました。
女房は残すところ5キロ。山とはいえ1時間もあればゴールするはずなので、僕は小夏さんを連れてゴールまで徒歩で移動します。途中の長いトンネルでは、自動車の走る騒音に小夏さんの泣きが入り、「絶対に動きません!」という、ダンコとした意志を見せるため、仕方ないので抱っこして通過。重いったらありませんでした(´-ω-`)
ゴールで待つこと15分。ついに女房が戻ってきたので、ゴールの手前100mで小夏さんを手渡し、僕はゴールに向けてダッシュ!練習で刺激が入った筋肉は、非常に良い動きをしてくれて、ゴールに向かうボロ雑巾のような選手たちとはスピードが違いますw
女房も最後は小夏さんと同伴して無事にゴール!
犬との同伴ゴールは会場もなんとなくほんわかします。女子70名中25位。
普段、ほとんど練習しない女房のタイムが30キロで5時間2分7秒ということで、かなり走れるコースだというのがわかります。走れるトレイルは楽しくて良いですね。
高速が繋がった現在、熊野までは名古屋から3時間くらい。たった3時間でこれだけの秘境が味わえるという大会は、他にないんじゃないかな?
ロードでタイムに固執して、走ることの楽しさを見失ってしまっている人は、一度、熊野で走ってみたらどうでしょうか。