古い納屋の屋根を修理してきました。修理といってもかなり壊れていて、一筋縄ではいきませんでした。
足場を組み、大工さんが下地を直してからが僕の出番です。
古い瓦と新しい瓦を混ぜて葺く。
古い瓦だけで葺き戻せると良いのですが、落ちて割れてしまっている瓦も多く、半分くらいは新しい瓦を混ぜながら葺きます。右の袖瓦が二枚足りないので、そこから大変でした。
瓦というのは同じ大きさ、同じ形をしているように見えて、意外と大きさが違い、けっこうねじれています。昔の瓦は特にねじれた瓦が多く、それを組み合わせて葺くのが難しいんです。
半分より右が、今回、葺き直したところ。まままま、頑張ったと思います。
昔の職人さんのすごさ。
それにしても、こういう仕事をすると、昔の職人さんの腕の良さに感心します。今の瓦は本当にできが良くて、ねじれなんてほとんどありません。もちろん細かく見ればねじれは必ずありますが、それはもう比較にならないほど小さくて。たまにこういうねじれた瓦を葺くと、昔の職人さんの腕への感心と、今の瓦を使えて恵まれているなということを同時に感じます。昔の職人さんてすごいです。