「瓦が割れているので交換してほしい」と依頼されて行ってきました。現場に行ってみると、確かに棟の冠瓦が割れています。
お客さんと「なんであんなところが割れたんだろうね」と話しました。いくつかの理由は考えられるけど、本当のところはわかりません。
割れ口を見ると最近じゃなくて、1年か2年は経っている感じ。築50年くらいなので、最近といえば最近になるのかな。
同じ瓦のはずなのにはまらないw
瓦としては6寸紐丸瓦という正式名称で、通称では江戸冠と呼ばれる瓦です。新しい瓦を用意して、当ててみると
入らないw よくあることです。同じ江戸冠でも、作った時期や作った工場によって大きさが違うことはよくあることです。なので、切って削って合わせてハメました。
屋根を気にしなくて済むのは良いことだけど。
この家の人は瓦が割れていることには気づいていなくて、ご近所さんが教えてくれたってことです。普通の人は屋根なんて見ませんからね。気づかなくて当然です。そもそもほったらかしにしていて問題ないのが、一番良いことですからね。
年に一回、梅雨前か台風シーズン前に屋根を見上げてみてください。
でも、梅雨前か台風シーズンの前あたりで、年に一回くらいはぐるぐると屋根を見上げてもうえるといいなと思います。