粉瘤の摘出手術を受け、縫ったばかりで、汗をかいてばい菌がと傷口に入ると、傷口が化膿してしまうということで、避暑地に行ってきました。長野県木曾郡木曾町の『木曽駒冷水公園』というキャンプ場です。
木曽駒冷水公園
木曽駒冷水公園は250台がオートキャンプ可能で、年間365日24時間、いつでも予約不要かつ出入り自由。しかも無料というキャンプ場。もちろん水場やトイレ、お風呂が完備されています。さらに言うと管理者がいません。すべて無人で、来る人たちのモラルのみで運営されています。
無人でネット決済、スマホ決済。
といっても、すべてが無料なわけではなく、お風呂や売店は有料。でも人がいないので、いくつかのネット決済、スマホ決済で自分が欲しいサービスや物に対して、自身のモラルに則って支払うというスタイルで、まさしく日本でしか成立しないシステムです。実際にレジ等は無いので、万引きしようと思えば簡単にできてしまいますが、みんな当たり前にスマホで決済していました。僕もいくつかの物をペイペイ決済で購入しました。
モラルさえ守れば花火もOKなので、花火も売っています。
生ビールも!キャンプで生ビールを飲めるって最高!
いろんな種類の木の一枚板も破格で入手可能です。マジで安い。
「キャンプ場としての利用は無料だけど、その代わり管理はしません。そして人はいないけど、物は置いておくので、ぜひ買ってください。なんなら寄付も受付ています。」というスタンスで運営されているキャンプ場は初めてでしたが、誰かが騒ぐこともなく、普通に過ごすことができました。こんなんで運営できるものなんですね。
無料は良いことなのか?
僕は安ければ良い、無料最高!とは思っていません。木曽駒冷水公園の近くには、いくつも有料のキャンプ場がありますが、無料で広大なキャンプ場が現れた今、そのキャンプ場は困っているはず。有料といっても一泊3000円程度。ちゃんと管理している人がいるというのは安心や安全にも繋がるでしょう。木曽駒冷水公園の運営はまだまだ実験段階だと思いますが、今後も注目していきたいと思います。