ある日、うちの裏に古い瓦の在庫を確認に行きました。築年数が70年とか80年とかになってくると、瓦が経年変化して色が変わってきて、新品の瓦を使って修理すると違和感が出るので、修理用に数十枚の古瓦を常に用意してあるんです。在庫を見ていると、スズメバチがいました。「おお、こんなとこにスズメバチが。あぶねーな」なんて思いながら、ふと視線を上げると、換気扇の辺りに巣を発見しました。
マジか。直径20センチ弱と、まだ小さいけどバリバリのスズメバチの巣じゃねーか。でも、どうやらオオスズメバチやキイロスズメバチではなく、コガタスズメバチらしい。オオスズメバチほど獰猛ではないけど、やっぱりスズメバチなので攻撃力は高いので油断はできません。駆除するか…。と、ここで動物好きが頭をもたげてきて「巣がもっと大きくなるまで観察してみるか？かわいそうじゃない？」という考えが浮かびます。が、考えてみると、うちの裏には小道があり、その小道はお墓に繋がっているんですよね。ちょうどお盆前でもあり、これからお墓参りで通る人が増えることに気づき、やっぱり小さいうちに駆除することにしました。もちろん自分で駆除します。
真夏なのにレインウエアを着こみ、ヘルメットを被った上から、さらに網戸を張り替えたときの残りの網を被って防御力をアップ。
ハチジェットを用意して、ついにコガタスズメバチと対峙します。
ハチジェットって10mくらい届くのかと思ったら、巣の場合は3mくらいと書いてあります。3mってすぐそこですよ。決死の覚悟、いや死んじまずいし、やられるつもりはないけど、至近距離まで近づいて噴射！次々と巣から出てくるコガタスズメバチ！うわあーっ！とおののきながらも、噴射し続けること数十秒。巣から出てくるハチはいなくなり、静寂が訪れました。どうやら勝利したようです。巣はそのままにしてありますが、これで安心して墓参りに行けるようになりました。
これでハチの駆除も仕事にできるようになったので、どうぞお問い合わせください(笑)
でも、良い子はマネしないでね！
