僕はやたらと下の名前で呼ばれます。「よしき」「よしきくん」「よしきさん」。仕事関係だと屋号のヤネセイで呼ばれることもありますが、仕事関係でも半分くらいは下の名前で呼ばれます。
竹内賀規、48歳。令和3年の6月には49歳になる、れっきとしたアラウンド・フィフティです。世間的にはオッサンと呼ばれる年代であることは否めません。にも関わらず下の名前で呼ばれます。竹内さん、あるいは竹内くんと呼ばれるのは、どうだろ?1割くらいかな?とにかく少ないんです。
下の名前で呼ばれることが気になりだしたのは30歳くらいの頃だと思います。取引先の人たちが「よしきさん」と呼ぶようになり、僕は「仕事なのに下の名前って…」と、なんかこそばゆく感じつつも、何も言わずにいたらそのまま20年近くが過ぎ、未だに「よしきさん」と呼ばれています。なんだったら二十代半ばくらいの女の子から「よしきさん」と呼ばれたりしますからね。
まあ、僕が人見知りするくせに、この人は大丈夫だと判断すると、途端に距離を詰めていくところがあるので、相手も親しみを持って下の名前で呼んでもらえるのかもしれないし、下の名前で呼んでおいて嫌いってことはないだろうから、悪い気はしませんけどね。
でもたぶん、僕はずっと下の名前で呼ばれ続けるんだろうなと思います。還暦を迎えても、二十代の女の子から下の名前で呼ばれるのか(笑)その時まで若くいよう(笑)