トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

東北の仲間とZoom会議中に地震発生。愛知県の人も今一度、地震に備えを。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

2月13日土曜日の23時過ぎ。僕はノートパソコンの前でZoom会議に出席していました。全瓦連青年部総会に向けての会議も5時間を超え、そろそろ終わりというときに、福島県郡山市の星さんが「すごい!」とか「強い!」とか、そんなことを言ったかと思いきや、画面の向こうから緊急地震速報が鳴り響きました。そのまま席を立ち、どこかに姿を消す星さん。星さんの画面の向こうでは、画角が変わり、キーボードの上に板のような物が倒れる瞬間が映し出されます。一方、栃木県真岡市の田上さんの画面は真っ暗に。接続が途切れたわけではなく、繋がったままで黒い画面でフリーズしたような状態。僕を含めた他の出席者は石川、愛知、兵庫、高知のため、まったく状況が掴めません。緊急地震速報の音から地震だということはわかりましたが、それ以外のことはわかりません。

 

しばらくすると、真っ暗な画面にぼんやりと光が入り、田上さんが薄っすらと映し出されました。停電して、部屋の照明が消えましたが、Zoomにはスマートフォン経由でデザリング接続したノートパソコンで参加していたために、揺れが落ち着いてから復帰したようです。

続いて星さんの画面に動きがあり、キーボード上の板がどかされ、画角が調整されて星さんが映し出されました。二人は無事であることの報告と、いかに大きく長い地震だったかを説明してくれました。

阪神淡路大震災では復興支援で神戸に入り、東日本大震災では被災地の支援と視察で東北を周りました。もちろん画面を通して多くの映像も見ました。でも、同じ画面を通してではあっても、リアルタイムで仲間が被災する瞬間を目の当たりにしたのは初めてです。

 

子供の頃から「東海大地震が来る」と言われながら育ち、刷り込まれてはいますが、僕が生まれてからの48年間に、愛知県に大きな地震は起きていません。地震来る来る詐欺的な感じで麻痺してしまっているのかもしれません。しかし、地震が起きた瞬間を目の当たりにして、今一度、備える必要があることを感じました。