トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

断面が二層になっている瓦を初めて見た。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

まだまだ続く台風被害の修理。今常滑市内の焼き物屋さんの屋根に上ったときのことです。割れた瓦の断面に違和感を覚えました。
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なんていうんですかね?二層になっているんです。芯の素材があって、外に化粧的な素材が塗ってあるって感じで。

普通は次の写真みたいな感じで、均一な素材で出来ています。
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同じ屋根なので、同じ年代の瓦だと思って間違いないと思うんですけど、一方は二層、一方は一層。二層の瓦は初めて見ました。

 

二層にしてどんなメリットがあるんだろうと考えてみても、んー、表面に使えるような質の良い土の量を減らすくらいのことしか思いつきません。その場合にも焼くときのことを考えると、形を維持するのが難しくなるだけなんじゃないかと思うんです。

 

この瓦を作った瓦師の話しを聞くことができない以上、想像するだけなんですけど、まだまだ知らないことがあるなと思いました。