トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

手抜きというか、そもそも知識が無いんだな

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

この間の台風で雨漏りしたというお宅にいってみると、築25年くらいの平板瓦の建物でした。

平板瓦というのは↓のブログで。

yoshikixxtri.hatenablog.com

 

雨漏りするところを確認してみたら、完全に施工不良。施工したのは素人か?ってくらいで、雨漏りしてください!という状態。

 

↓こんな部分の一部を外してみると

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水切りも何も入っていなければ、ルーフィング(防水紙)も被せられていないので、流れてきた水が、そのまま破風板に流れています。一部の木は腐ってぼろぼろに。

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これを直すためには、破風際の瓦を一部、取り外します。その後、破風板までルーフィングを巻いて↓

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水切りを施工。

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ここまでやってから瓦を葺き戻すのですが、瓦もそのままではなく、少し小さく切ってから葺きます。↓みたいに水切りの高い部分に乗っかっている個所を切り欠きます。

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切り欠くと↓みたいになります。

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こうすることで、流れてきた水がきちんと水切りの中に落ちるようになるんです。

これを十数段、一枚一枚、大きさを合わせながら葺き戻していきます。

 

最後に袖瓦を取り付けて完成です。っていうか、そもそも袖瓦が必要なのか?

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なんかまあ、基本的なことができていない現場でした。もし、これをやった覚えのある人がこのブログを読んだら、それはそれは深く反省してください。あまりにもひどい。

 

うちの職人が施工した現場ではありませんが、久しぶりに職人としての情けなさを感じた現場でした。こんなことやってちゃだめ!