トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

水難事故に遭遇して、救助できなかったことがあります。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

リバーガイドとして西日本の川でラフティングのガイドをしていた時期もある僕は、水難事故の現場に遭遇して、救助できなかったことが二度あります。二人が流れに吸い込まれていくのを目撃し、そのまま帰らぬ人となりました。

 

ガイドとして川に出るとき、お客さんにはヘルメットと浮力の強いライフジャケットを装着してもらうので、仮に舟が激流でひっくり返っても、お客さんが水にのまれるということは、まずありません。絶対とは言えませんが、絶対に近い。そして、リバーガイドとして川に出ている人たちは、自らが激流の中で泳いだり、流されたお客さんを助ける訓練をしています。だから、お客さんの命を守ることができます。

 

僕が事故に遭遇したときは、同じ川の同じ個所でした。その川で最も流れの強いエリアで、近くでBBQをしている人たちがいて「ここは危ないから、川に入らないでくださいね」と声をかけながら下ることもありました。

 

あるとき、高校生たちが、その近くで飛び込んで遊んでいて、声をかけようとした瞬間、飛び込んだ一人が流されていきました。そして、そのまま激流に飲まれました。

 

友達は慌てて探しはじめ、僕はお客さんを他のガイドに任せ、捜索を開始しました。消防と警察が来るまで数分間、懸命に探しましたが、結局、見つけることはできませんでした。

 

まだまだ暑い日が続きます。海や川に遊びにいくことがあると思います。決して過信することなく、油断することなく、必ずライフジャケットを装着してください。もし流されたら、人間の能力ではどうすることもできないことがあります。

 

わずか数千円で守れる命があるということを忘れないでください。僕らリバーガイドは数万円を投じてライフジャケットを購入します。それほど重要なものなんです。