小夏さんの歯が、徐々に抜け替わりの時期になってきました。痒いからか、うちの柱とかをガリガリとかじっています。こういう柱の傷も、そのうち懐かしい思い出になります。
エアコンの室外機を外した穴からの雨漏り
数年間、ご無沙汰していた友達から、家の屋根を見てほしいと連絡がありました。まずは点検してみて、数枚の瓦割れと、ちょっとした修繕が必要だったのですが、問題はエアコンの室外機を取り外した穴からの雨漏りでした。
室内を見てみると↓
だあだあに入っています。雨漏りというよりも、雨が流れ込んでいる感じです。通常だと、室外機の穴から入る量は、これほどにはなりません。
では、なぜ、こんなに入るかというと、この穴の近くにある雨どいの勾配に原因があります。
写真だとわかりにくいのですが、本来なら、矢印の方向に水が流れるように勾配をつけなければならないのですが、反対に向かって傾いていました。
これを直すためには、樋受け金具を一つ、取り付けて、樋の端を持ち上げるようにしてあげれば良いのですが、この建物は、軒先までモルタルで仕上げられているので、それができません。
そこで、瓦の上にある、のし水切りという板金の下地を利用することに。
ここにビスを一本うち、銅線で樋を引っ張り上げます↓
↓この写真をさっきの写真と比べると、勾配が違うことがわかると思います。
とりあえず、これで壁のほうに水が流れるのは防げるはず。
そして最後に、シーラーとコーキングを使い、穴を塞いで完了です。またエアコンを取り付けるときに、すぐに切り取れるようにしてあります。
僕たちにとっては難しい作業ではないんですけど、知識がない人にとっては、なかなか対応できないことかもしれません。
ご近所の屋根屋さんは、こんなことにも対応してくれるはずなので、なんかあったら相談してみてくださいね。
ではでは。