今日は久しぶりにローラー台でバイクを漕ぎました(´・ω・`)オマタガイタイヨ
22年前の1月17日、栃木県の大学に通う学生だった僕は、テストを受けるために、珍しく早起きしました。
何気なくテレビを点けると、高速道路が倒れていて、いったいどこの国のことだろうと、ぼんやりと思ったことは、今でも覚えています。
それから8ヶ月で派遣された神戸は復興に向けて動きはじめたばかりで、被災した建物のほとんどは、まだそのままになっていました。
宿泊先から現場まではそれほど離れていないにも関わらず、高速道路やその下の道路が使えないため、とても時間がかかり、毎朝、6時に出発して、なんとか8時に到着するという感じでした。
大学を出てわずか8ヶ月の僕は、使える職人であるはずもなく、ひたすら先輩たちの手伝いをしていました。
ある日、弁当を買いに行くと「どこから来た?」と聞かれ、「名古屋です」と答えると、弁当が大盛になっていました。食べきれないくらいの大盛に。
震災直後で大変な神戸のお弁当屋さんは、駆け出しの見習いでしかない僕に、何も言わずに感謝してくれました。
そのときに、そうか、おれの仕事は人の役に立つことなんだ、と実感したことを覚えています。
僕の職人としての原点は、神戸のあの日です。
毎年、1月17日になると思い出します。
僕にはまだまだできることがあるはずだと。