
トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。
人生は本当に面白い。
先日、島根スサノオマジックの設立に携わった森山恭行先生からメールをいただいたことを書いた。
すると今度は、同じく設立に携わった藤井三千勇さんから、突然、一冊の本とお手紙が届いた。
本のタイトルは『スサノオマジック 誕生物語』。

藤井さんの息子さんが僕のブログを見つけ、スサノオマジック設立について書かれていることを伝えてくれたそうだ。
手紙には、ブログを読んでとても嬉しく、感動したこと、そして現在のスサノオマジックがここまで盛り上がるとは想像もしていなかったことが綴られていた。
さらに、藤井さんは愛知県出身で、高校時代にはバスケットボールで国体に出場し、大学時代にはヨット部の合宿で常滑を訪れたこともあるという。
そして、松江のアリーナでお話ししたい、と。
感動しました。
見ず知らずの僕に、わざわざ本を送り、手紙まで書いてくださったのだ。
そもそも、今回の一連の出来事の始まりは、まったくの偶然だった。
松江でたまたま立ち寄った蕎麦屋。
食事を終え、支払いをしようとレジに向かったところ、そこに座っていた名古屋ダイヤモンドドルフィンズの東野社長と森山先生から声をかけられた。
東野社長とは面識などない。僕が一方的に顔を知っていただけだ。
その偶然の出会いが、こんな展開になるとは夢にも思わなかった。
ただ、ここまでの経緯を振り返って、ふと思ったことがある。
人には、それぞれの役割があるんだな、と。
僕には、プロバスケットボールチームを設立することなんてできない。
藤井さんや森山先生をはじめ、20年近く前にスサノオマジックの設立に尽力した方々の行動力には、ただただ敬服するばかりだ。
一方で、僕には僕の経験がある。
僕は青年会議所で活動し、理事長も経験した。
青年会議所では、周年という節目をとても大切にする。
単に設立何周年を祝うためではない。
設立した先輩たちが何を思い、何を目指して組織を立ち上げたのか。
その原点を再確認し、今の活動を見つめ直し、未来へ進むためなのだ。
だからこそ、僕はスサノオマジックの設立に携わった方と出会ったとき、設立時の思いに興味が湧いた。
そして、設立趣意書を探した。
普通、バスケットボールの試合を観に行って、チームの設立趣意書を調べようなんて思わないだろう。
でも、僕には青年会議所での経験があった。
設立趣意書には、その組織が生まれた理由と、未来に託した思いが記されていることを知っていたのだ。
そこには、郷土の発展や青少年への夢、そして県民の自信を引き出すことへの思いが記されていた。
その言葉を読んだとき、僕が松江で経験したことと、一本の線でつながった。
アウェーのブースターにも温かく声をかけてくれる島根の人たち。
街中で当たり前のようにスサノオマジックのシャツを着ている人たち。
試合に負けても「また来てくださいね」と笑顔で送り出してくれる人たち。
20年近く前に撒かれた種が、こうして地域に根づいているのではないか。
そう感じたから、ブログに書いた。
僕は2016年から毎日ブログを書き続けている。
SNSでの情報発信について講師を務めたこともある。
発信することは、もはや僕のライフワークだ。
だから、心を動かされた出来事を調べ、自分の言葉にして発信することは、僕にとって自然な行動だった。
そして、その文章が人づてに森山先生や藤井さんに届いた。
考えてみれば、不思議な話である。
青年会議所での経験も、10年以上続けてきたブログも、スサノオマジックのために積み重ねてきたものではない。
それなのに、まったく予想もしなかった場所で、それらが一つにつながった。
僕にはチームを作ることはできない。
でも、チームを作った人たちの思いや苦労を、今のブースターや島根の人たちに知ってもらうきっかけを作ることならできた。
設立した方々が、自分たちでは十分に伝えきれていなかった部分を、僕なりの言葉で伝えられた。
チームを作る人がいて、そのチームを育てる人がいて、その歴史と思いを伝える人がいる。
それぞれに役割があるのだと思う。
もちろん、今回の出会いは偶然の積み重ねだ。
あの日、違う蕎麦屋に入っていたら。
支払いのタイミングが少し違っていたら。
東野社長と森山先生が声をかけてくださらなかったら。
何も始まらなかっただろう。
でも、その偶然をここまでの縁に変えることができたのは、これまでの経験があったからこそだと思う。
僕が大切にしている言葉がある。
「誰でもできることを、誰にもできないくらい続ける」
ブログを書き始めたとき、こんな出来事につながるなんて考えもしなかった。
それでも続けてきた。
そして今、その積み重ねが、思いがけない形で誰かの役に立とうとしている。
偶然なのか、必然なのか。
そんなことは分からない。
ただ、単なる偶然という言葉だけでは片づけられない、不思議な縁を感じている。
20年前に地域の未来を信じて行動した人たちがいる。
その思いを、20年後の僕が知り、文章にした。
そして、その文章が設立した本人たちに届いた。
これから、その思いをもっと多くの人に伝えられたら嬉しい。
人には、それぞれの役割がある。
そして、その役割がいつ、どんな形で巡ってくるのかは、誰にも分からない。
だからこそ、今、自分にできることを続けていく。
今回の出来事は、そんなことを改めて考えさせてくれた。
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