世界にはあらゆるスポーツがあり、この数十年でスポーツ経済(そういう言葉があるかどうかは知らないけど)はずいぶん大きくなりました。日本のプロ野球では通算ホームランの世界記録を持つ王貞治さんですら最高年俸が1980年の8160万円だったのに、40年あまりが経った2024年では、坂本勇人選手や村上宗隆選手の6億円と7倍以上になり、メジャーリーグでは大谷翔平選手が10年7億ドルと考えられない金額を叩き出す始末。それもこれもスポーツを好きな人が増えて、いろんな場面でお金を使うようになったことに起因しています。
スポーツのファンの大部分は浅いファン
一口に「スポーツが好き」と言っても、あさーーーーい人から、めちゃくちゃ深い人までいます。で、深い人というのはほんの一部。ほとんどの人があさーーーーい人です。日本において人気のスポーツといえば、野球とサッカーでしょう。おそらくそれでも野球が一番人気じゃないかと思います。でも、実際に球場まで観戦に行ったことがある人なんてほとんどいないはず。あさーーーーい人が行くわけない。深い人たちは球場で観てこそだ!なんて言うかもしれませんが、球場で観戦している人たちだって、八割は浅い人だち。年に一回行くかどうかの人でしょう。つまりその人たちがいなかったら、興業としては成立しないということ。一方で、一部の古参のファンたちは浅いファンたちを馬鹿にする傾向があったりします。浅い人たちがいないと成立しないにも関わらずです。
顔ファン?最高かよ!
2023-2024シーズンから一気にハマったBリーグ。Bリーグには選手の顔ファンがたくさんいます。そりゃね、みんな背が高くて、色が白くて、すごい体をているイケメンですよ。好きになって当然です。で、そういう顔ファンの人たちはお金を使ってくれるんです。もう選手やチームにとっては本当に有り難い存在です。特にBリーグは選手の移籍が活発なので、選手の固定ファンが選手の移籍に伴い、チームを移ってくる傾向があります。そうするとまたグッズを買ってくれるので、これもチームにとっては有り難い話し。
ダメ。コサハラ。
ところが昔からいるのは上にも書いた、新規のファンを馬鹿にする古参勢。新規の人たちを馬鹿にするから、せっかくチームやそのスポーツのファンになってくれる人たちが嫌になっちゃう。Xである人が「コサハラ(古参ハラスメント)」と表現していたけど、もうその通りですよね。古参の年よりどもが、新しく支えてくれる人たちの邪魔をしてどうするんだとね。ある選手が移籍したときに、その選手に着いてきたファンの人たちを「生意気だ。いきなりチームのナンバー1を目指すなんて、ナンバー2の選手に失礼だ。」なんていう的外れなことを言っていたことがあり、まあ、がっかりしますよね。選手がナンバー1を目指すのも、応援している選手がナンバー1になってほしいと思うのも当たり前です。なんの文句があろうか。
好きになってくれてありがとう。
僕はBリーグに関しては明かに新参者です。チームも選手も全然知らなかったし、今でも他の人の知識には感心しまくりです。でもね、僕はバスケを中学から大学までやっていたし、NBAの試合を観たこともあります。バスケ好き歴で言ったら40年とかになる。そんな僕よりもバスケ歴が長い人って、Bリーグから入った人の中にどれくらいいるんでしょうかね。そんな僕がコサハラし始めたら、たいがいの人は嫌になっちゃう。僕は僕よりもバスケ歴が浅くてもバスケを支えてくれた人たちに感謝こそしても、馬鹿になんてできませんよ。顔ファンだとしても、ルールが分からなくてもバスケを好きになってくれてありがとうですよ。
何が言いたいかって、みんなでスポーツを楽しもうってことです。